資金繰り管理クラウドサービス

資金繰り管理を
もっと楽に、
いつも正確に。

  • 毎日の口座ログインも、Excelでの手入力も不要
  • 資金繰り実績も将来見通しも可視化
  • いつでも最新かつ正確な数字に、自動で更新

About

Kanagleeとは

銀行口座、請求・販売データ、事業計画を連携することで、資金繰りの実績・見込み・計画を可視化
正確でタイムリーな資金繰り管理を実現し、安定的な企業経営に寄与します。

PROBLEM / SOLUTION

資金繰りを正確かつタイムリーに把握できないと、
資金ショートリスクが高まります

資金繰りは経営の生命線です。正確でタイムリーな管理ができないと、
資金ショートや判断の遅れといった経営リスクを招きます。

課題1

資金ショートリスクをタイムリーに把握できていない

Kanagleeなら


リアルタイムで資金繰りを可視化
資金ショートリスクを即時検知

課題2

Excel資金繰り表の作成・更新作業の負担が大きい

Kanagleeなら


データ連携するだけで、
資金繰り表の自動作成・更新が可能

課題3

資金繰り予測の
精度が低い

Kanagleeなら


事業計画と連携するだけで、
計画と連動した資金繰りを策定可能

REASON

Kanagleeが選ばれる理由

01

資金ショートリスクを
タイムリーに検知

銀行口座・請求データ・事業計画と連携し、資金繰り表を自動更新。資金ショートリスクもリアルタイムで検知できます。
これまで資金繰り表の作成・更新に費やしていた時間を、資金調達戦略や銀行交渉など付加価値の高い業務に充てられます。

02

業務負担なく、
精緻な資金繰り管理が可能

自動連携により、Excel転記の手間をゼロにします。同じ業務を何回も繰り返す必要がありません。
シンプルなUI/UXで誰でも確認・管理ができ、精緻な資金繰り管理が可能になります。業務負担を大幅に削減しながら、正確で詳細な資金繰り管理を実現します。

03

グループ会社の資金繰りも、
一元管理

グループ各社の資金繰りを統合し、連結ベースの資金繰りをワンクリックで把握。各社の状況と連結のキャッシュフローを一目で確認でき、グループ会社間の資金移動や融資による資金調達の必要性を判断しやすくなります。

「使いこなせるか」の
不安をゼロに
初期設定から運用まで
サポートします

初回設定サポート

貴社の資金繰り管理状況を踏まえた運用フローの提案、銀行口座・外部システムとの連携等の初期設定及び基本操作のレクチャーを行います。

運用サポート

ご利用開始後も、操作のご質問などに随時対応します。日々の資金繰り管理を止めないサポートを実施いたします。

FEATURE

Kanagleeの主な機能

資金繰りの管理を正確に、効率的に行うための機能を多数ご用意しております。

銀行口座・システム連携

ネットバンキング等と連携し、残高・入出金明細を自動取得

詳細を見る

キャッシュポジション

口座別の残高推移を自動で作成

詳細を見る

事業計画(P/L)インポート

Excelなどで作成した事業計画をインポートすると、
資金繰り予測を自動作成

詳細を見る

グループ会社管理

会社別の資金繰りに加え、
グループ連結を数クリックで可視化

詳細を見る
機能一覧を見る

Excel / 会計ソフトとの違い

資金繰り管理に特化したKanagleeと、
Excel・会計ソフトの違いを主な4つのポイントで比較しました。

Kanaglee Excel 会計ソフト
資金繰りの
実績/短期の着地/
中長期の
計画管理
実績・見込み・計画を
自動更新。常に最新を表示
各口座を確認し、Excelに手入力。更新・検証の負担がかかる 過去の仕訳はあるが将来の取引データなし。資金繰り見込みの管理は不可
中長期の
資金繰り計画策定
事業計画連動で中長期計画を
簡単に策定可能
担当者の経験に依存
精度が低くなりがち
× 発生した取引を記録するもので、中長期の資金繰り計画を作る用途ではない
グループ連結の
資金繰り管理
子会社・グループ連結を
数クリックで把握
各社分を集約・連結する
業務負担がかかる
× グループ連結の
資金繰り表作成は不可
銀行提出用の
資金繰り表作成
銀行が求めるフォーマットで
出力可能
必要な都度つくり直しで
業務負担がかかる
× 銀行等に提出できる水準の
フォーマット・根拠データの出力は不可

INTRODUCTION

多種多様な企業さまに
ご利用いただいております

業種業態問わず、幅広い導入実績

中小企業から上場企業まで、製造・建設・卸売・サービス・介護福祉など、幅広い業態でご利用いただいています。複数口座・複数社の管理など、多様な資金繰り管理の悩みに対応しています。

CASE

導入事例

Kanagleeをご導入いただいた企業様を一部ご紹介しています。

経営者自ら握る資金繰りを、「作業」から「意思決定」へ。ハリマ産業株式会社がKanagleeで手にした経営判断の土台

ハリマ産業株式会社 様

業種:襖・室内建具の製造販売

会社規模:約20名

千葉県で襖・ドアの製造を手がけるハリマ産業では、代表取締役の大久保謙一氏が5口座の資金繰りを自ら管理していました。Excelでの手作業に加え、銀行ごとに異なる11種類のフォーマット対応や、複数銀行間の資金移動見落としなどにより、資金繰り管理業務の約7割が「正確性を担保する作業」に費やされ、本来の経営分析までたどり着けない状態が続いていました。そこで資金繰り管理クラウド「Kanaglee」を導入。銀行口座の自動連係とAIによる入出金科目の自動分類により、Excel時代の「正確性との戦い」はほぼゼロに。資金繰りが「作業」から「経営判断の土台」へと変わり、大久保氏は「やってて楽しい」と感じるまでになりました。   事業を継いだ二代目社長として、資金繰りを自ら握ってきた背景 ー まず、ハリマ産業さんの事業について教えてください。 大久保さん:昭和45年頃に父が創業した一族経営の会社です。私は平成10年に入社し、平成20年に父が病気で亡くなったのを機に事業を継ぎました。もともと襖の製造販売が中心で、マンション大型工事で年商10億円ほどあった時期もあります。一棟受注すると2000万円から4000万円という規模でした。 ー そこから事業構成を大きく変えられたそうですね。 大久保さん:経営を安定化させるためには、大口の単発取引を追いかけるのではなく、安定的にリピートが見込める取引先を積み上げるべきだと考えるようになりました。それで、三井ホームさんをはじめとするハウスメーカーとの継続取引を軸にしていったんです。近年はコロナ以降、リフォーム市場や公営住宅、そして海外輸出へとさらに軸足を移しています。輸出は始めて一年半で1000万円を超え、海外だと襖一本200万円ということもあります。 ハリマ産業が手がける襖の作品例 フランス パリ1区 ー 20名規模の会社で、資金繰り管理を大久保さんご自身が担われているとのことですが、そこに至った背景を教えてください。 大久保さん:父も母も、銀行の出身でした。父は早稲田大学を卒業後、銀行に入行して10年勤めています。弟も銀行出身です。この会社を継ぐ時、父たちに「資金繰り表を作ってほしい」と言ったんですが、「銀行との交渉は不可逆的だし、銀行のロジックが分かるからこそやりにくい」と、みんなに嫌がられて。 ー ご家族全員が銀行と対峙したがらないと。 大久保さん:そうなんです。銀行経験者は「うちのこの内容だったら、このぐらいが精一杯だろう」ってすぐ分かってしまう。だから交渉できない。私は銀行員の気持ちが分からないから、逆にいろいろ言える。それで、私がやるということになって、平成10年からずっと資金繰りを担当しています。 ー 経営者ご自身が資金繰りを握られる理由として、それ以外にはどんな思いがおありでしょうか。 大久保さん:一番嫌なのは、突然「社長、お金が足りません」「間違えてしまいました」と言われることです。営業や製造の話ならまだいい。でも、お金は取り返しがつかない。責任として、うちぐらいの規模の会社なら、社長がやるべきだと思っています。 大久保さん:それに、銀行さんから何か聞かれた時、「ちょっと経理に聞いて」では即答にならないし、信憑性もなくなる。何より、自分が知りたい、というのが根本にあります。 ー 大久保さんが二代目として会社を継がれる前後には、事業を大きく整理された時期があったと伺いました。 大久保さん:父の代までは襖の事業に加えて、国立病院のリニューアル工事など建築系の別事業もあり、両方合わせて年商10億円ほど、借入もおおきかったです。事業を絞り込む中で、遊休資産の売却、単発の大口取引件数の低減、借入残高の圧縮をしていきながら、少しずつ整理していきました。 大久保さん:その時期が、一番厳しかった時期でした。売上があっても、動くお金が多くて、決済額も大きい。大型工事だと1億円の手形で受け取ることもあって、当時はゼネコンの与信不安もあったので、「額はでかいけれど全然安心できない」という状態でした。業界的にも厳しい時期で関東にあった襖メーカー13社が3社まで減った時期でした。 ー その時期を経て、資金繰りは絶対に手放せないという感覚が強まった。 大久保さん:結果としては自分がやるしかない、と。銀行との交渉は事業の重要な意思決定に直結する話で、社長でなければ即答できないし、意思決定を代理では回せない。事業を継いだ以上、資金繰りを自分で握らないと会社の判断そのものができなくなる。それが「自分がやるしかない」の中身です。   5口座を個別のExcelで管理。銀行ごとに異なるフォーマットが業務を圧迫していた Excel資金繰り表のイメージ ー Kanaglee導入前は、実際どのように管理されていたのですか。 大久保さん:Kanagleeに出会うまでは、日繰り表を自分のフォーマットで作っていました。会計は会計ソフトを使って税理士事務所に委ねているのですが、会計データを資金繰りに使おうとすると、月に1回しか更新されない。しかも「実は請求書が抜けていました」と後から出てくると、会計ソフトまで遡って直さなければならない。当時は現場にも入っていたので、そんな時間がなくて、会計ソフトとの連携は諦めました。 ー Excel管理の中身を、もう少し具体的に伺えますか。 大久保さん:最初のうちは5口座を一つずつ、それぞれ個別のシートで管理していました。銀行がそれを求めてくるので。各取引銀行が求める5種類の異なるフォーマットで、資金繰り表を作っていたんです。しかも、銀行によって単位が違うんですよ。ある銀行は「1000円単位でいい」と言うのに、担当が変わると「万単位で」「百万単位で」と言われる。 ー 数字の丸め方でズレも出やすくなりそうですね。 大久保さん:そこがまさに問題で、精緻なものを作ろうとするほど、百万単位で丸めると数字がずれてくる。「百万単位で切ってあるから、経営判断には影響ないですよね」と言っても、「それでもおかしいですよね」と指摘される。それでExcelの切り上げ機能を使って、データは一円まで打つけれど表示は百万で丸めて…とやればやるほどデータが複雑になっていく。 ー 銀行への提出頻度はどのくらいでしたか。 大久保さん:厳しい時期は毎日、調子がいい時は3か月毎等、銀行から「欲しい」と言われたら作る、という感じです。ただ、3ヶ月更新が止まっていると、1ヶ月分作るのに朝から晩までかかる。「これ、何だったっけ」「なんで社会保険がこの月だけ2倍になっているんだ」と一つひとつ思い出さないといけない。月末が土曜日で1日が月曜日だと、資金繰り表の日付が全部1日ずれる。そういう調整も必要になる。 ー 日曜日に対応することもあったと。 大久保さん:業務が多忙で銀行への提出が遅れることもあり、取引銀行の担当の方にも申し訳なくて、日曜の夜に会社に出てきて作っていたこともあります。「作りますから」と頭を下げて。ただ、日曜に作業してもインターネットバンクは動いていないから、最新の残高が見られない。もう全然ダメでした。   資金繰り管理業務の7割が「正確性を担保する作業」に費やされていた ー 資金繰り管理のツールもかなり探されたと伺っています。 大久保さん:過去に資金繰りの本だけで10冊から15冊は買っています。でも、どれも決定的に良くない。理由は明確で、5口座の残高を統合できないんです。Excelでやるとシートが口座ごとに増えていって、それを足し算して一つに集計するという構造がどうしても崩れる。 ー 週末に一人でExcelと向き合っている時、どんな気持ちだったんですか。 大久保さん:正直に言うと、非効率だと感じていました。過ぎ去った過去の分を集計しているだけだから。でも、銀行さんは「どう推移したのかを知りたい」とおっしゃる。一生懸命作ったのに、「ここは合わないんですけど」と細かい指摘が入る。それに対して「絶対に隙のない資料を出せるようにしよう」と何度もトライしました。でも、精緻にしようとすればするほど、Excelの構造が複雑化して、再現できなくなる。その繰り返しでした。 ー 資金繰り表作成の中で、これまで何割ぐらいの時間を「正確性を担保する作業」に費やされていたと感じますか。 大久保さん:7割くらいですね。Excel時代は、資金繰り表作りの7割くらいが「正確性との戦い」だった。分析する力が残っていなかった。全部の口座を突き合わせて、各項目を合わせるだけで疲弊してしまう。とりあえず出来上がったら、それで「終わった」という感じ。数字を出すこと自体が目的化してしまっていたんです。   口座残高の自動連係とAIによる入出金科目自動分類。決定打はここにあった ー Kanagleeとの出会いはどうだったんですか。 大久保さん:Instagramの広告で見つけたのがきっかけです。それまで、資金繰り管理のツールはネットでも相当調べていて、ほとんどのサービスに資料請求はしていたと思います。でも、どれも決定的な決め手に欠けていました。 ー 決め手は何でしたか。 複数銀行口座の残高を自動連係で一元表示 大久保さん:二つあります。一つは、口座残高を自動で更新してくれること——正確には、最新の残高及び入出金明細を自動で取得して、資金繰り表が更新されること。もう一つは、AIによる入出金科目の自動分類。この二つが決定的でした。私がExcelで一番苦労していたのが、まさにこの2点だったので。5口座の残を人手で追わなくていい、しかもAIが分類も自動でやってくれる。「これは、自分がずっと求めていたツールだ」と、初めて画面を見た時に率直に思いました。 ー 導入時に不安はありませんでしたか。 大久保さん:ありました。「使いこなせるだろうか」と。ただ、Kanagleeさんが良かったのは、会計ソフトや他業務システム等と違って、過去にさかのぼってデータ登録やマスター整備を行うといった、利用を開始するまでの初期設定の負担がほぼなかったことです。例えば10月1日から始めるのであれば、その日から使い始められる。すごく入りやすかったです。 ー オンボーディングはどのように進みましたか。 大久保さん:初期設定に2時間ほどご一緒いただいて、その後は2、3週間に1回、1、2ヶ月にわたってフォローミーティングをしていただきました。その進め方でスムーズに移行できました。 宮川(Kanaglee):Kanagleeは日々の資金繰りを判断するための独立した情報基盤として設計されています。税理士様に管理をお願いされている会計データとは違い、経営者様が日次で判断するための基盤として、リアルタイムに動くように作っています。また、初期設定の負担がほぼない設計にしているのは、Excel時代からの移行障壁をできる限り下げるためです。「使い始めた日から効果が出る」ことを重視しています。   資金繰りが「作業」から「分析」に変わり、経営判断の土台になった Kanaglee:AIによる入出金科目の自動分類後の画面 ー Kanaglee導入後、実務としては何がどう変わりましたか。 大久保さん:まず、Kanagleeが、私が今まで手をつけていなかったレベルの細かいところまで、勝手に振り分けてくれる。抜けがない。「これ以上のデータはない」と自分の中で思って、資金繰り表を扱えるようになりました。 ー 銀行への提出はどう変わりましたか。 大久保さん:エクスポート機能で日繰りにも月次にも変換できるので、銀行から要望されるフォーマットに合わせて出せます。絶対に合っているという自信を持って出せる。 Kanaglee:エクスポート機能で抽出した銀行提出用の資金繰り表イメージ 大久保さん:銀行の反応も変わりました。ある銀行の担当の方に「こういうシステムを導入しているんです」とお話しした時、「そういうことに投資しているハリマ産業を評価します」と言われたことがあります。バックオフィス、つまり守りの面もしっかりしている会社なんだと、印象が変わったようです。 ー 過去の数字への銀行担当者からの質問はどうなりましたか。 大久保さん:以前は資金繰り表を出した後、「銀行から資金繰り表の数字についてどんな質問が来るか」と不安を感じていました。未来のことについては当然質問が来るのですが、過去についても細かい質問が来ていた。それが今はほぼゼロです。合っているから、質問が来ようがない。 ー 以前のミーティングで「やってて楽しい」とおっしゃっていたのが、印象に残っています。あれはどういう感覚だったんでしょうか。 大久保さん:綺麗に片付いていく感じがするんです。未分類のところが、どんどん整理されていく。時々「これ、なんだ?」と分からないものがあるじゃないですか。それを掘っていくと「あ、これは給料だ。この人、入ったばっかりだからな」と発見がある。そういうことを見つけていくのが、楽しい。数字を正確に把握していけるようになって、モヤモヤがなくなり、楽しいとさえ感じるようになった、というのが正直なところです。 ー 資金繰り管理そのものへの向き合い方が変わった、ということでしょうか。 大久保さん:本当は、資金繰り表や試算表というのは、出来上がったものを分析するのが本来の使い方じゃないですか。でも、Excel時代は分析する力が残っていなかった。全部の口座を突き合わせて、各項目を合わせるだけで疲弊してしまう。とりあえず出来上がったら、それで「終わった」という感じ。 大久保さん:今は、出来上がったものを月次に縮めるか、日繰りで伸ばすか、いろんな見方をして分析できます。「これがなかったらどうなっていたか」「これは季節要因だから、この臨時支払いを除いたら、実力値はもっと違う」といった検証ができる。Kanagleeのデータには信頼性があるから、そういう分析の土台になる。 宮川(Kanaglee):資金繰り管理を「作業」から「分析」に変える、というのがKanagleeが目指しているところです。経営者ご自身で資金繰りを握る方が「分析」に時間を使えるようになると、経営の質そのものが変わっていくと感じています。 ー Kanaglee導入後も、「資金繰りを自分で握る」という感覚は変わらないですか。 大久保さん:変わりないですね。特に、過去が正確に分かるから、非常に安心する。以前は資金繰り表を出した後に精神的な負担だった「銀行からの質問への不安」がなくなった。過去は絶対に合っているという確信がある。だから、未来の見通しについても、より腰を据えて考えられるようになりました。 ー 資金繰り管理に使われていた時間は、今、何に使われていますか。 大久保さん:品質管理や、従業員との対話に使えています。 大久保さん:実は、今年の4月頃から会社の事業製品構成が急に変わっていて、襖とドアの生産量が逆転したのです。人員配置もそれに合わせて動きました。うちのような中小企業は経営資源が限られているので、フォーカスした方がいい。そういう決断をしながら会社の方向性を見直せる余裕が出てきたのは、資金繰り管理から解放されて分析に時間を使えるようになった影響もあると思います。   経営者自身が資金繰りを覗き込むべき。同じ立場の経営者に伝えたいこと ー Kanagleeに今後期待されることは何ですか。 大久保さん:エクスポート機能で「合計だけ出す」「内訳だけ出す」といった切り替えができるようにしていただきたいのと、消込機能の充実、それからリースの残債管理を計画側に落とし込めるようにしていただきたい。細かいところですが、ぜひ実装いただきたいと思っています。 宮川(Kanaglee):ご指摘の消込機能は現在開発中ですし、計画と見込みの反映を選択できる機能も既にリリースしています。今後もお客様の運用実態に沿ったアップデートを続けていきます。 左:株式会社Kanaglee 代表 宮川 翼、右:ハリマ産業株式会社 代表取締役 大久保 謙一氏 ー 最後に、同じように資金繰り管理を長年ご自身で担われてきたオーナー経営者、あるいは事業を継がれた二代目・三代目の方に向けて、メッセージをいただけますか。 大久保さん:資金繰りは、経営の基本だと思うんです。会社の規模にもよりますが、他人に任せないで、自分でやれるならやるべきだと私は思っています。 大久保さん:資金が潤沢にあるなら放っておいてもいい。でも、不安があるなら、その不安を自分で覗き込んだ方がいい。「不安だけど見ない」ではなくて、直接、数字を見に行った方がいい。 大久保さん:今はこういう良い環境が整っています。Kanagleeを使えば、数字が全部正確に上がってくる。以前は、資金繰り表作りの7割が「正確性との戦い」でした。それが全部なくなって、本来やるべきこと——経営の分析や判断に、資金繰りが使えるようになる。それは、経営者にとって本当に大きな違いだと思います。 ※記事中の役職名等は取材時のものです。   脱Excelの資金繰り管理、はじめてみませんか? Kanagleeは、受注生産や長期プロジェクトの資金繰りも、1年先までまとめて可視化できるクラウドサービスです。機能をまとめた資料を無料でお送りします。 ▶ サービス紹介資料を無料でダウンロード

事業拡大のスピードを緩めないために。技研株式会社がKanagleeで手にした、役員会で“打ち手”を語れる資金繰り

技研株式会社(GIKENホールディングス) 様

業種:自動化・搬送設備の設計・製作・据付

会社規模:110名

石川県能美市で自動化・搬送設備を手がける技研株式会社は、従業員20名ほどの規模から、いまや従業員110名・生産高60億円規模へと成長を続けてきた。その成長の過程で、更なる事業拡大に向けて生産体制を強化するため、ホールディングス体制へも移行し、さらに新工場の建設に伴い本格的な長期融資の借入に踏み切った。会社が大きくなるほど、資金の流れは複雑になる。成長のスピードを緩めないためには、資金繰り管理の高度化が欠かせなかった。Excelと会計ソフトを手作業でつないでいた同社は、資金繰り管理クラウド「Kanaglee」を導入。銀行連携と可視化により、役員会は“実績を確認する場”から“先手の打ち手を決める場”へと変わった。 今回は、入社以来、経理から資金繰りを担ってきた大塚取締役専務と、数年前より資金繰り管理業務を引き継いだ八十島さんに、導入前の課題、他のツールではなくKanagleeを選んだ理由、そして役員会での議論まで変えた導入後の変化について伺いました。   従業員20名から110名へ。成長を続ける、自動化設備の一貫メーカー ー まず、技研株式会社さんの事業について教えてください。 大塚取締役:弊社は、自動化設備の設計から製作、組み立て、現地での据え付けまでを一貫して行っています。なかでも“搬送装置”に特化していて、事業は自動車・アルミ・産業機械の3本柱です。 自動車では、国内の大手自動車メーカーさんのほぼすべてに装置を納めています。エンジンを構成する部品を、加工機から加工機へと正確に運ぶ——ミクロン単位の精度が求められる搬送を得意としています。 技研株式会社製品:ケーブルレス式ガントリーローダー 大塚取締役:標準品はほとんどなく、基本は一品一様の受注生産です。お客様の工場や加工機の配置によってラインはすべて変わりますから、仕様書をいただいて、設計から製造、現地据え付けまで一貫して行います。規模は1ラインで2,000万円から5,000万円ほど、大きな案件になると億単位になります。 ー 競合と比べて、御社ならではの強みはどこにありますか。 大塚取締役:まず間違いなく、品質です。ミクロン単位の精度を、大型の装置でも実現します。また生産開始後の不具合も少なく、長く利用いただけることです。 もう一つは、多くのメーカーさんが現地で組み立てるのに対し、私たちは一度自社工場ですべて組み立て、試運転まで済ませてから納めること。だからお客様の工場でラインを止める期間がとても短い。ラインが止まること自体が大きな損失ですから、そこは他社さんとの大きな違いだと思います。 技研株式会社 大塚取締役専務   ー 事業が広がり、会社数も増える中で、資金の流れにもかなり複雑さが出てきたのではないでしょうか。 大塚取締役:大きな案件だと、引き合いから納入まで半年〜1年ほど。設計の間は社内の人件費だけですが、図面ができると製作や部品の購入が始まり、原価のおよそ7割が先に出ていきます。入金は、最終的にお客様の検収が終わってから。つまり、支払いが先行するんです。前金をいただけることは、多くありません。   「無借金経営」から、成長のための先行投資へ ー もともとは、銀行からの借入をほとんどされていなかったと伺いました。 大塚取締役:創業以来、できるだけ借金をしない経営を続けてきました。私が入った頃は社員20名ほどの小さな会社で、なるべく外部借入はせずに自己資金のみで事業運営をしてきました。いまの本社・工場も11年前に約20億円をかけて土地取得して建設しましたが、これも全額自己資金です。 ただ、お金が貯まってから作るのでは、受注の機会創出に間に合いません。工場や設備は、将来の受注を確保するための“先行投資”だと考えています。幸い内部留保もありますから、必要なときは借りてでも作るべきだ、と。それで今回の新工場は、初めて大きな借入をして建てました。 技研株式会社 新工場外観 ー 初めての大型借入で、社内の意識に変化はありましたか。 大塚取締役:以前は、借入もなく好調だったこともあり、資金繰りをこまかく報告する場はほとんどありませんでした。いまはお金を借りていますし、出ていくお金も入ってくるお金も大きい。営業も担当取締役中心に『入金は少しでも早く、支払いは遅く』と条件を意識するようになり、経理に入金のタイミングを確認するなど、意識がだいぶ変わりました。 ー ホールディングス体制へ移行された狙いも教えてください。 大塚取締役:さらに成長していくためです。自動車のEV化が進めば、いまの搬送がいずれ必要とされなくなる危機感もあります。既存事業だけでは生き残れない。不足する部分をM&Aで補い、お客様にワンストップで提供していく。事業会社は事業に集中し、資金や管理は持株会社が統括する——そういう体制にしました。 八十島さん:ホールディングス化して、事業会社で資金が不足しそうになれば持株会社が支える、という2社の動きになりました。グループ全体で資金を見るようになりましたし、M&Aや投資回収計画も踏まえて『何年後にいくら必要になるか』と、長期で資金を見据えるようになりました。 技研株式会社 管理部経理課・経営企画室 八十島さん   Excelの限界。「一つ変えると、全部変えないといけない」 ー Kanaglee導入前は、どのように資金繰りを管理していたのですか。 大塚取締役:会計ソフトに付いている資金繰り機能は、項目が少なく月ごとでしか出ませんし、期間も短い。正直、まったく使えませんでした。だから自分でExcelを作って、1日ごとの資金繰り表を最低でも1年分。毎日チェックして、10日に一度は銀行残高と合わせる。どの作業よりも、資金繰りを一番見ていました。 Excel資金繰り表のイメージ 八十島さん:その手作りのExcelを引き継いで、システム化したいと探すなかで、まず会計で使っているソフトに付帯されている資金繰り表機能を試しました。 ただ、会計ソフトでは最大で6か月先まで、しかも売掛金として立てたものしか反映できない。私たちに求められていたのは1年先まで見通す資金繰り表だったので、そこは会計ソフトの機能では足りませんでした。 ー 受注生産ならではの、資金繰りの難しさはありましたか。 大塚取締役:支払いは月ごとにだいたい読めるのですが、入金は検収が1か月ずれれば1か月ずれます。そうなると一時的に資金繰りがひっ迫することもある。そこが受注生産のいちばんの苦労でした。 回収の予定が変わるたびにExcelを直すのですが、直した瞬間に『やっぱり元に戻った』となると……正直、面倒くさい(笑)。一つ変えると全部変えないといけないので、他の人にやってもらうとミスも出やすいんです。   展示会で見つけた、唯一の“資金繰り特化” ー Kanagleeとは、どのように出会われたのですか。 八十島さん:会計ソフトの資金繰り機能はいくつも見ましたが、どれも項目が足りず“使えない”。資金繰りに特化したシステムは、探しても本当に見つからなくて。展示会で出会ったKanagleeが、唯一の特化したシステムでした。 ー 約1か月のデモを経て導入を決められました。決め手は何でしたか。 八十島さん:実務担当として、まず操作がとても楽でした。銀行と連携しているので、毎日転記しなくていい安心感もあります。会計ソフトでは資金繰り表を修正するにあたって、仕訳データの詳細まで確認して修正しないといけなかったのが、見ている数字を直感的に直せる。質問すれば何でも答えてくれてサポート体制が充実していたのも大きかったです。 大塚取締役:私のような立場からすると、これまで数字でしか見られなかったものが、視覚的にパッと分かる。切り替えもできる。報告するにも理解するにも分かりやすくなったのが、役員にとっては非常に大きいですね。 ー 費用対効果は、どのように判断されましたか。 大塚取締役:従来のコストと新しいコストを比べるのはもちろん、役員会での見せ方・見え方が良くなるというプラス要素も含めて総合的に判断しました。払う金額以上の効果がある、と。 ー 初期設定やオンボーディングは、いかがでしたか。 八十島さん:月に一度のミーティングで、現状を報告したり相談したり。システムのことだけでなく、銀行取引のような総合的な質問にも答えてもらえましたし、開発担当の方と直接『こうしてほしい』と話せたのもありがたかったです。 大塚取締役:本当に至れり尽くせりで。こちらの希望をよく聞いて、すぐ取り入れてくださいました。   役員会が変わった。「先が見える」から、動ける経営へ ー 導入後、実務としてはどう変わりましたか。作業時間の面ではいかがでしょう。 大塚取締役:Excelの頃は毎日見ていました。短くても5分10分、10日ごとの入出金のときは1時間ほど。月にならすと1日分くらいは使っていたと思います。 八十島さん:いまは売上規模も当時と大きく変わっているので単純比較は難しいのですが、私も手をかけるのは月1日分ほど。しかも以前Excelではできなかったことも相談しながら実装いただけて、時間は減ったのに精度は上がり、見やすさも良くなりました。 Kanaglee: 月次キャッシュフロー画面イメージ ー 月末の役員会は、どう変わりましたか。 大塚取締役:役員会では、私が画面を映して報告します。見ればすぐ分かるので、とても分かりやすい。先々が見えるので、『検収を早められないか』といった議論もその場でできますし、グループ内の資金移動も検討しやすくなりました。 銀行に対しても、『明日貸してほしい』ではなく、早い段階から『もしかしたら借りるかもしれません』と先行して相談できる。稟議には時間がかかることもありますから、これは大きいです。 ー 導入して、想定外に良かったことはありますか。 八十島さん:期待していなかったのに良かったのが、AIの自動判定です。過去のデータから『これは家賃』『これは売上』と勝手に振り分けてくれる。最初に手で分ける手間がなくなりました。大塚取締役:私は知らなくて、聞いてびっくりしました(笑)。   今後の期待と、製造業の方へのメッセージ ー 今後、Kanagleeにどんなことを期待されますか。 大塚取締役:今後、グループ会社が国内外で増えていったときに、海外も含めてグループ全体の資金を統括して管理できるようになると、とてもありがたいですね。 八十島さん:受注生産なので、お得意先ごとに回収サイクルが違うのを、いまはExcelで管理しています。顧客管理システムと連携して、締め日や入金・支払い方法を読み込ませ、検収が上がると入金予定も自動で変わる——そんなことができたら、と思います。 ー 同じように、資金繰りをExcelで管理している製造業の方へ、メッセージをお願いします。 大塚取締役:アナログで管理していたものがデジタルになり、見え方も格段に良くなりました。資金繰りはセンシティブな話題でもあり、どうしても他社とは情報を共有しづらく、他社がどのように管理しているのかという情報も、世の中にはなかなか出てきません。ですが、同じ悩みを持つ経理の方は必ずいるはずです。既存システムのおまけの資金繰り機能では物足りない、という方にこそ、紹介したいですね。 八十島さん:管理に限界を感じている方は多いと思います。AIやDXで間接業務を効率化していく流れですから、その一環としてこうしたシステムを取り入れて、空いた時間をもっと生産性を生む仕事に使ってはいかがでしょうか。 ー 最後に、技研さんとして今後めざす姿を教えてください。 大塚取締役:お客様に、より良い製品を、より早く、より低価格で提供したい。そのために事業規模を大きくし、新しいことにも取り組みながら会社を発展させていきます。石川県能美市の一企業ですが、いずれは能美市を、そして石川県を代表する企業へと成長していきたいと思っています。 ※記事中の部署名、役職名等は取材時のものです。 脱Excelの資金繰り管理、はじめてみませんか? Kanagleeは、受注生産や長期プロジェクトの資金繰りも、1年先までまとめて可視化できるクラウドサービスです。機能をまとめた資料を無料でお送りします。 ▶ サービス紹介資料を無料でダウンロード

3社・28口座の資金繰り管理を脱Excel。プラスワークがKanagleeで手にした「未来の数字」

株式会社プラスワーク 様

業種:人材サービス、介護関連サービス、警備事業、広告事業

会社規模:32名

人材派遣を起点に事業を多角化してきたプラスワークでは、3社・28口座の資金管理をExcelやスプレッドシートで運用しており、複数の表を手作業でつなぐ属人的な管理が課題となっていました。銀行残高確認や資金繰り表の更新には多くの時間がかかり、数字のズレや資金状況が読みにくい不安も抱えていました。そこで資金繰り管理クラウド「Kanaglee」を導入。銀行データの自動連携とグループ資金の一元管理により、銀行残高確認とExcel更新作業は約1時間から1〜2分へ短縮。資金状況をリアルタイムで把握できるようになり、経営判断のスピードと精度が大きく向上しました。 企業名:株式会社プラスワーク企業概要:栃木・茨城エリアに特化した人材サービス企業。求人広告・人材派遣・紹介・外国人派遣のほか、警備、介護・ネイルの教育訓練、老人ホーム紹介、と幅広い事業を展開業種: 人材サービス、介護関連サービス、警備事業、広告事業従業員数:32名URL:https://pluswork.jp/     導入前は、月次の資金繰り表に加え、口座別の日繰り表、実績表、シミュレーション表を複数のExcelやスプレッドシートで管理していました。さらに、経営側・営業側もそれぞれ独自の管理表を持っており、経理が毎朝ネットバンキングにログインして数値を転記・照合する属人的な運用になっていました。手作業ゆえに数字のズレが起きやすく、給与支払日や月末の資金移動といった重要なタイミングでは、確認作業の正確性とスピードが強く求められる状況でした。 そうした状況を根本から変えるために導入したのが、資金繰り管理クラウドの「Kanaglee」です。今回は、同社代表の宮田 直樹氏と、資金繰り管理を担う経理部長の大田 貴子氏に、導入前の課題、他のツールではなくKanagleeを選んだ理由、そして日々の確認作業が大幅に短縮された導入後の変化について伺いました。   事業の拡大とともに、資金繰り管理も複雑化 ー まずは、御社の事業について教えてください。 宮田さん: 弊社はもともと、人材派遣事業からスタートしました。その後、介護施設から人手不足に関するご相談をいただくようになり、介護に特化した職業紹介事業を開始しました。さらに、「施設への入居者も紹介してほしい」というニーズに応える形で老人ホーム紹介事業も立ち上がり、そこからシニア住宅の提供や自費リハビリ事業へと広がっていきました。 現在、事業は3社体制で運営しています。この背景には、事業の多角化だけでなく、事業基盤のインフラ化を進めるとともに、グループ全体をコングロマリットとしてリブランディングする方針のもと、別法人を設立して事業を移管し、現在の体制に至っています。   株式会社プラスワーク 代表・宮田 直樹氏   ー 事業が広がり、会社数も増える中で、資金の流れにもかなり複雑さが出てきたのではないでしょうか。   大田さん:会社や事業ごとに入金サイトが異なります。基本的には月末締め・翌月末入金の取引が多いのですが、一部の取引先は翌々月入金となっており、入金タイミングがバラバラです。そのため、入金が早い会社から一時的に資金を融通し合うような「グループ内での資金移動」が頻繁に発生していました。事業の多角化や拡大に伴い先行投資も増えていく中で、手元資金の範囲で対応するのか、銀行融資も含めた資金調達を行うのかといった判断をするには、グループ全体の資金状況を横断的に把握する必要がありました。しかし当時は、個社単体の表だけでは全体像を十分に捉えることが難しく、経営判断に必要な情報が分散している状態でした。 さらに管理を難しくしているのが、事業特有の商習慣です。例えば、職業紹介や老人ホーム紹介では、紹介した方の早期離職や施設からの退去が発生した場合、規定に基づいて返金を行わなければなりません。大体は離職・退去が発生した月の翌月に返金することになるため、単純な売掛金の入金管理だけでなく、入金予定額から返金額を差し引く返金相殺の管理を同時に走らせる必要がありました。さらに人材派遣では、給与が締め月の翌月支給となるため、売上が確定するまでにタイムラグが生じます。 こうした事情から、着地をある程度余裕をもって見積もっておかないと、資金繰りの危険信号に気づけないという課題がありました。特に月末は売上回収と各種支払い、給与支給のタイミングが重なるため、常にシビアな管理が求められていました。   株式会社プラスワーク 経理部長 大田 貴子氏   「ExcelにExcelが生まれる」状態に。複数の表を手作業でつないでいた ーKanaglee導入前は、どのように資金繰りを管理していたのでしょうか。   大田さん:Kanaglee導入前は、Excelやスプレッドシートを使った手入力中心の資金繰り管理を行っていました。毎朝、各銀行のサイトにログインして残高や入出金明細を確認し、それを会社別・口座別・月次・日次の資金繰り表へ手作業で転記していく運用です。 実務としては2名体制で、日々の入出金を扱う担当者が数値を入力し、その後に私がダブルチェックを行う体制でした。   宮田さん:経営側としても、当時の資金管理には強い危機感を持っていました。まさに「ExcelにExcelが生まれる」ような状態だったんです。現場が使う表とは別に、私の手元にも独自の管理表があり、経理の表と共有しながら見立てを合わせていました。ただ、Excelを分けて管理していると、更新のタイミングによって少しずつ数字がズレてしまいます。買掛金は比較的揃いやすいのですが、売掛金はズレが出やすく、資金繰り表との不一致がほぼ毎週のように発生していました。 資金のズレが発生するたびに原因特定のための会議を開いており、多い時には週に一度のペースで実施していました。私自身も確認や調整に追われ、本来の業務に使うべき多くの時間を奪われてしまっていたのです。 しかも、こうした管理を3社・多数口座で回さなければならなかったため、実務の負荷はさらに大きくなっていました。 従来の資金繰り表。毎朝手入力で、複数のExcelファイルを更新して管理   ー資金の流れ自体が非常に複雑だったのですね。   大田さん: こうした管理は1社でも手間のかかるものですが、そこに3社分の資金の流れが重なり、管理はさらに複雑になっていました。借入や銀行取引が増えた結果、銀行口座はグループ全体で28口座(プラスワーク単体だけでも16口座)まで膨らんでいました。 実務では「シミュレーション用」と「実績用」のシートを分け、さらに「会社別」「口座別の日繰り表」など複数の表を運用していました。それに加えて、グループ合算表や営業の売上管理表、社長独自の管理表などもあり、多くのExcelやスプレッドシートが並行して使われていました。 表が増えるほど確認ポイントも増え、勘定科目の入力先や参照範囲のズレといったミスも起きやすくなっていました。月次の資金繰り表作成・突合には、2人で丸1日かかることもあります。 実際には、クレジット関連の入力が1社分漏れただけで、20万〜30万円のズレが生じたこともありました。   ー毎日の残高確認作業はいかがでしたか。   大田さん: 各銀行サイトへ個別にログインして転記するだけで、毎日約30分かかっていました。特に地方銀行のネットバンクはWindows端末や電子証明書が必要なことがあり、Macを使っている私は確認のたびに、社内に設置してある専用のPCまで見に行かなければなりません。本来は毎日見たい数字なのに、負荷が大きすぎて実際には確認の間隔が空いてしまうこともありました。 ー経営的な視点では、どのような点に課題を感じていらっしゃいましたか。   宮田さん: ちょうどコロナ禍から脱却しつつあるタイミングで、内部留保も十分とは言えない時期でした。だからこそ、日繰りが一番怖かったんです。 請求書データと、経理が管理しているExcelの資金繰り表が一直線に繋がっていないため、移し替える時に計算式の間違いや転記ミスが起きやすい。また、営業側で使っている請求システムは締め日が来ないと金額が確定しないため、足元の見込みとの間にタイムラグが生じます。 そのため、別の売上管理表を作ってExcelに転記する二重管理になっていました。 「3日前にならないと着地が分からない」「最後まで入金誤差が見えにくい」という状況は、本当に経営判断がしづらかったです。3社体制だと個社だけ見ていてもグループ全体でどこまで投資余力があるのか見えず、利益が出ていてもキャッシュが回らない状態を一番恐れていました。   ー経理担当者として、一番プレッシャーを感じていたのはどんな時ですか。   大田さん: 最もプレッシャーが大きかったのは、やはり給与支払いです。派遣スタッフの給与だけは絶対に遅らせることができません。月末は売上の回収と給与支払いのタイミングが重なるため、わずかな見込み違いでも大きなリスクにつながります。実際に、見込んでいた入金が遅れ、残高がぎりぎりになって慌てて資金移動したこともありました。 さらに、将来の資金繰りを踏まえて資金調達を行う役割も社長から任されていました。ただ、当時は資金の現在地すら正確に把握しづらい状態だったので、「本当に調達が必要なのか」「今動くべきなのか」という判断に迷うことも多く、不安を感じる場面もありました。当時は、「残高が読めない怖さ」を常に感じていました。 宮川(Kanaglee): プラスワーク様のように、人材サービスや業務請負など「支払いが先行し、入金が後から入る」ビジネスモデルでは、売上の入金よりも人件費(給与)の支払いが先に発生する構造になりがちです。そのため、会計上の損益(PL)が黒字であっても、手元の資金が不足してしまう、いわゆる「黒字倒産」のリスクと常に隣り合わせになります。 さらに、大田様がおっしゃる通り、給与の支払いが滞ることは企業の信用不安に直結します。そのため経理担当者には、絶対にミスが許されないという非常に大きなプレッシャーがかかります。 しかし、会計ソフトで確認できるのは過去の実績、販売管理システムで見えるのは請求ベースの見込みです。現在の残高や将来の入出金予定を一つの画面で把握することが難しく、結果として各種システムからデータを集め、Excelで手作業でつなぎ合わせる運用に陥ってしまうケースも少なくありません。 売上管理表、請求データ、資金繰り表が分断。補助表が増え続ける構造的課題 ー売上や請求まわりの情報は、どのように繋いでいたのでしょうか。   宮田さん:弊社では、見積から請求までの業務を一括で請求システムを活用して管理していました。本来であれば、そのシステムの情報をそのまま資金繰り表に使えれば理想的です。しかし実際には、そう簡単にはいきません。現在利用している請求システムは締め日が来ないと請求データが確定しないため、足元の着地見込みを把握するにはどうしてもタイムラグが生じてしまうのです。 経営判断のためには着地予測のシミュレーション値も必要ですし、営業現場の最新の見込みを早く把握したい場面もあります。そこで営業側に別途「売上管理表」を作ってもらい、その内容を経理が資金繰り用のExcelへ手入力で転記するという運用になっていました。 つまり、「営業側の見込み」と「経理側の資金繰り」をどうつなぐかが、社内における大きな課題だったのです。   大田さん: 結局、単体のシステムや表だけでは必要な情報が揃わず、Excelを増やして強引に補っていくしかありませんでした。 というのも、会計ソフトは本質的に「すでに確定した過去」を見るためのものです。一方で、営業が使っている請求システムは請求の管理はできても、実際の入金タイミングといった「未来のお金の動き」まではカバーしきれません。 でも、社長をはじめ経営側が本当に見たいのは、「過去にいくら利益が出たか」ではなく、「来週や来月、そして給与支払いが集中する月末の時点で、現金がいくら手元に残るのか」という“未来”の数字なんです。 これまで私たちは、システム(過去)と経営(未来)の間にあるその空白を、手作業のExcelで必死に埋めていました。   Kanagleeで特に価値を感じたのは、既存のシステムでは見えなかったその未来を可視化できる点です。あらかじめ入金見込み(未来)を入力しておけば、自動で連携される銀行残高(現在・過去)と照らし合わせて、この先どうなるかを一つの画面で確認できます。 私たちがExcelで苦労して埋めていたピースを、システムとして埋めてくれたのがKanagleeでした。   求めていたのは、個社管理ではなくグループ全体で資金を見通せる仕組み ー以前から、資金繰り管理ツールの導入は検討されていたのでしょうか。   宮田さん: はい。Kanaglee導入前から、さまざまな資金管理ツールを探し、実際にいくつか試してきました。ただ、これまで試したツールの多くは動作が遅かったり、データの反映にタイムラグがあったりして、なかなか「これだ」と思えるものには出会えませんでした。 特にネックになっていたのが、「口座連携」と「グループ管理」です。銀行口座と連携できず、残高を手入力しなければならないツールもありましたし、単体の会社では管理できても、グループ会社3社まとめて確認するには結局データをエクスポートして手作業で合算しなければならないケースもありました。 いくつかのツールを試してみても、最終的にはExcel管理に戻ってしまうことが多く、「自分たちが求めている資金繰り管理ツールは存在しないのではないか」と、半ば諦めていた部分もありました。   大田さん: 単体の会社しか見られないツールだと、結局データをExcelにエクスポートして手作業で合算する必要が出てきます。それでは「ツールを導入する意味がないよね」という話になってしまうんです。 手間が増えれば増えるほど現場では使われなくなり、結果としてExcel運用の延長線上にしかなりません。最終的には、ほとんど使われないシステムの利用料だけを払い続ける状態になってしまいます。   宮田さん: とはいえ、当時のExcelベースの管理にはすでに限界を感じており、ずっと解決策を探していました。そんな中でKanagleeを見つけたときは、「やっと自分たちが求めていたツールに出会えた」と感じたことをよく覚えています。すぐに宮川さんへ問い合わせをし、話を聞く中で導入を決めました。 特に大きな決め手になったのは、グループ単位で資金を管理できる点です。会社ごとに入金サイトが異なるため、余剰のある会社から一時的に資金を移し、また戻すといった運用も日常的にあります。こうした判断は、個社の資金状況だけを見ていてもできません。 グループ全体の資金を合算して把握できることは、私たちにとって絶対に譲れない前提条件でした。   大田さん:現場の経理としては、実績データがリアルタイムで自動反映される点に大きな価値を感じました。 Kanagleeでは、あらかじめ「入金見込み」を登録しておけば、画面上で実績と照らし合わせるだけで確認が完了します。銀行サイトを一つひとつ見に行かなくても、未入金なのか、予定より早く入金されたのか、あるいは遅延しているのかをその場で把握できます。実務担当者としては、非常に助かりました。   宮川(Kanaglee):プラスワーク様のように複数の法人を経営している企業にとって、グループ全体の資金繰り管理は非常に手間のかかる業務です。各社で作成したExcelの資金繰り表を毎月集め、親会社側で手作業で合算する。いわば「Excelのバケツリレー」のような運用になっているケースも少なくありません。 こうした方法では、作業量が増えるだけでなく、管理の限界や徒労感を感じる経理担当者も多いのが実情です。また、単体の会社しか管理できないツールでは、この合算作業の手間が結局残ってしまいます。そのため、大田様がおっしゃる通り、「ツールを導入しても意味がない」という状態に陥ってしまうこともあります。   株式会社Kanaglee 代表・宮川 翼 ーKanagleeの導入は、どのように進めたのでしょうか。初期設定などはどなたが担当されたのですか。   宮田さん:Kanagleeの導入にあたり、計3回にわたるオンラインでのオンボーディング支援をしていただきました。 初回では、システムの初期設定や銀行口座とのデータ連携、さらに毎月発生する固定費の繰り返し登録といった基本操作についてご説明いただきました。新たなツール導入は既存業務と並行して進める必要があり、十分な時間を確保できるかという不安も正直ありました。 しかし、事前に当社で使用しているExcelの資金繰り表を共有していたことで、当社の勘定科目に合わせた設定があらかじめ反映された状態でのアカウントをご用意していただきました。その結果、3社・28口座におよぶ銀行連携を含む初期設定も、実質2時間程度で完了しています。 第2回および第3回では、より実務に即した運用面のすり合わせを実施していただきました。Excelで作成している資金繰り計画(予算)をKanagleeへ一括インポートできる機能や、グループ複数社の残高推移を合算し日次で把握できる「キャッシュポジション機能」など、日常的に活用できる便利な機能についてもご紹介いただき活用までスムーズだったことを覚えています。 毎日約1時間の残高確認・Excel更新が1〜2分に。数字への不安が薄れ、判断のスピードが向上 ーKanaglee導入後、実務においてもっとも大きな変化はどこにありましたか。   大田さん: 一番大きいのは、実績確認のために各銀行のサイトを見に行かなくてよくなったことです。導入前は、銀行残高の確認と転記だけで毎日30分、さらにExcelの更新にも30分ほどかかっていたため、合計すると毎日1時間近く使っていました。 Kanaglee導入後は、自動で実績が反映されるので、画面を開いて確認するだけで済みます。今では1〜2分ほどで確認が終わるようになり、日々の負担は大きく減りました。また、毎月グループ会社3社分の資金繰り合算作業に8時間かけていたのですが、Kanaglee導入後は特別な作業は不要になりました。 ー月次の資金繰り表作成など、他の業務にかかる負担も減りましたか。   大田さん: はい。以前は資金繰り表の作成やデータの突合に、2人で丸1日かかることもありました。今はそこまでの手作業は必要なくなり、業務負担は大きく軽減されています。 もちろん最終的な確認自体は必要ですが、データを探したり転記ミスを修正したりといった、いわば「確認のための確認」に使っていた時間は大幅に減りました。 また、未入金なのか、予定より早く入金されたのか、あるいは遅延しているのかがリアルタイムで分かるようになりました。以前のように「そもそもこの手入力の数字は合っているのだろうか」と不安を抱えながら業務を進める感覚は、ほとんどなくなりました。   Kanaglee画面:将来の入金・出金予定が自動反映   経理業務はミスが許されないため、新しい運用への切り替えには慎重になりがちです。しかし、適切なシステムに切り替えることで業務効率が大きく向上すれば、その分の時間をより付加価値の高い仕事に使えるようになります。 実際に、毎朝の確認作業が数分に短縮されたことで、「空いた時間で来月分の見込みを先に入力しておこう」といったように、先の資金を見据えるための前向きな行動に時間を使えるようになりました。 その意味で、Kanagleeの導入は会社としても大きな変化だったと感じています。 ー経営視点では、どのような変化を感じていらっしゃいますか。   宮田さん: 経営としても、日繰りの資金状況を正確に把握できることの意味は非常に大きいです。もともと私が一番怖かったのは、「利益が出ていてもキャッシュが回らない」、いわゆる黒字倒産の状態でした。 特に3社体制のグループ経営では、1社単体の数字だけを見ていても、投資や資金移動の判断はできません。 Kanagleeで特に価値を感じているのは、グループ全体の資金繰りを1つの画面でリアルタイムに把握できる点です。グループ全体のお金の動きと資金の全体像が正確に見えるようになったことで、「今は内部の資金移動で回せる」「ここは外部から調達すべきだ」といった戦略的な意思決定が、根拠を持ってできるようになりました。     導入前は手作業で管理していたため数字の更新が追いつかず、転記ミスやタイムラグも発生していました。その結果、「そもそも今見ているこの数字は本当に合っているのか?」という不確実性が常につきまとっていたのです。 今は、正確な実績データが自動で反映され、見込みとの差異も把握しやすくなりました。そのため判断材料となる数字の信頼性は大きく高まりました。 以前は「資金が見えないことへの恐怖」が意思決定のプレッシャーになっていましたが、今は確かな数字を前提に「どう動くべきか」を考えられる状態へと変わってきたと感じています。   Kanaglee画面:エクスポート機能   中長期の投資判断と外部連携へ。Kanagleeの次の活用 ー 今後、さらにKanagleeをどう活用していきたいですか。   大田さん: まずは、1年後、2年後、3年後といった先の事業計画までKanagleeに入れていけると良いと思っています。今後さらに事業所や新しい事業が増えても、グループ全体のお金を一元的に把握できるのは非常に大きいです。 将来の資金の動きが見通せるようになれば、「いつ人に投資するのか」「設備やシステムに投資するのか」といった投資のタイミングも、より判断しやすくなると思っています。   宮川(Kanaglee): まさにご期待されている「中長期の事業計画」と連動した資金繰り計画の機能については、最近リリースされたばかりです。PL(損益計算書)の数値をベースにした事業計画をKanagleeにインポートしていただくことで、例えば36ヶ月先までの中長期的な資金見通しを、個社別・グループ合算の両方で把握できるようになります。 事業拡大に伴って先行投資が必要になる場面でも、「どのタイミングで、どれくらいの投資余力(支払い余力)が生まれるのか」を可視化することができます。さらに、金融機関へ資金調達の相談を行う際にも、事業計画と連動した資金繰りの見通しを提示することで、より説得力のある説明が可能になります。 今後も、プラスワーク様のようなグループ経営の意思決定を支えるツールとして、継続的にアップデートを進めていきたいと考えています。   Kanagleeの日々更新される新機能一覧   宮田さん: 経営側の視点でも、外部との連携をさらに強化していきたいと考えています。現在も金融機関や財務アドバイザー、会計士の方々には資金繰り表を共有しています。そのため将来的には、Kanaglee上に「閲覧専用の権限」があるとさらに使いやすくなると感じています。必要な専門家にはリアルタイムで数字を見てもらいながら、操作まではできない形にできれば非常に助かります。 資金繰り管理の見直しは、単なる経理業務の効率化ではなく、事業成長を支える経営基盤の整備だと考えています。複数の事業を抱える当社にとって、資金繰りの見える化は守りの施策であると同時に、次の成長に向けた準備でもあります。 事業が増え、会社が増え、口座が増えるほど資金管理は複雑になります。だからこそ、早い段階で経営基盤を整えておくことが重要だと感じています。 ※記事中の部署名、役職名等は取材時のものです。
導入事例一覧を見る

PRICING

料金プラン

1ヶ月単位でご契約いただけます。まずはお気軽にご相談ください。

契約期間
最短1ヶ月
から利用可能

利用料金

個別にお見積りします

月額利用料は25,000円(税抜)から
ご利用可能です。
料金はお客様のご状況にあわせて、
ご案内します。
まずはお気軽にお問い合わせください。

提供内容

  • アカウント発行、システム利用
  • 初回2時間の導入支援ミーティング
  • 継続的なご利用サポート

FLOW

ご利用の流れ

Kanagleeの導入は、お申し込みから運用開始までスムーズ。
初期設定からその後の活用まで、専任スタッフが手厚くサポートいたします。

お申し込み
アカウント発行

ご利用申込書をご提出いただきます。ご利用開始日までにアカウントを発行し、ID・パスワードをお渡しします。すぐにご利用を開始できます。

初期設定
運用サポート

初期設定はオンラインで一緒に行います。銀行口座の連携、科目の設計、データの登録を一通り実施します。

本格運用開始
 

運用が軌道にのるようになったら本格運用開始です。運用開始後も、直接お問い合わせいただければ、随時対応いたします。

Q&A

よくあるご質問

お客様からいただくご質問と
回答をまとめました。

Q1

どのような外部システムと連携できますか?

Q2

資金繰り表はどのような単位で作成できますか?

Q3

複数の銀行口座を持っていますが対応できますか?

Q4

料金体系を教えてください。

Q5

最低利用期間はありますか?

Q6

導入までにどのくらいの期間がかかりますか?

Q7

既存のExcel資金繰り表からの移行は簡単ですか?

Q8

導入時にどのようなサポートが受けられますか?

Q9

経理や財務の専門知識がなくても使えますか?

Q10

運用開始後もサポートは受けられますか?

まずはお気軽に
お問い合わせください

資金繰り管理クラウドサービス

資金繰り管理を
もっと楽に、
いつも正確に。

  • 毎日の口座ログインも、Excelでの手入力も不要
  • 資金繰り実績も将来見通しも可視化
  • いつでも最新かつ正確な数字に、自動で更新