資金繰り管理クラウドサービス

資金繰り管理を
もっと楽に、
いつも正確に。

  • 毎日の口座ログインも、Excelでの手入力も不要
  • 資金繰り実績も将来見通しも可視化
  • いつでも最新かつ正確な数字に、自動で更新

About

Kanagleeとは

銀行口座、請求・販売データ、事業計画を連携することで、資金繰りの実績・見込み・計画を可視化
正確でタイムリーな資金繰り管理を実現し、安定的な企業経営に寄与します。

PROBLEM / SOLUTION

資金繰りを正確かつタイムリーに把握できないと、
資金ショートリスクが高まります

資金繰りは経営の生命線です。正確でタイムリーな管理ができないと、
資金ショートや判断の遅れといった経営リスクを招きます。

課題1

資金ショートリスクをタイムリーに把握できていない

Kanagleeなら


リアルタイムで資金繰りを可視化
資金ショートリスクを即時検知

課題2

Excel資金繰り表の作成・更新作業の負担が大きい

Kanagleeなら


データ連携するだけで、
資金繰り表の自動作成・更新が可能

課題3

資金繰り予測の
精度が低い

Kanagleeなら


事業計画と連携するだけで、
計画と連動した資金繰りを策定可能

REASON

Kanagleeが選ばれる理由

01

資金ショートリスクを
タイムリーに検知

銀行口座・請求データ・事業計画と連携し、資金繰り表を自動更新。資金ショートリスクもリアルタイムで検知できます。
これまで資金繰り表の作成・更新に費やしていた時間を、資金調達戦略や銀行交渉など付加価値の高い業務に充てられます。

02

業務負担なく、
精緻な資金繰り管理が可能

自動連携により、Excel転記の手間をゼロにします。同じ業務を何回も繰り返す必要がありません。
シンプルなUI/UXで誰でも確認・管理ができ、精緻な資金繰り管理が可能になります。業務負担を大幅に削減しながら、正確で詳細な資金繰り管理を実現します。

03

グループ会社の資金繰りも、
一元管理

グループ各社の資金繰りを統合し、連結ベースの資金繰りをワンクリックで把握。各社の状況と連結のキャッシュフローを一目で確認でき、グループ会社間の資金移動や融資による資金調達の必要性を判断しやすくなります。

「使いこなせるか」の
不安をゼロに
初期設定から運用まで
サポートします

初回設定サポート

貴社の資金繰り管理状況を踏まえた運用フローの提案、銀行口座・外部システムとの連携等の初期設定及び基本操作のレクチャーを行います。

運用サポート

ご利用開始後も、操作のご質問などに随時対応します。日々の資金繰り管理を止めないサポートを実施いたします。

FEATURE

Kanagleeの主な機能

資金繰りの管理を正確に、効率的に行うための機能を多数ご用意しております。

銀行口座・システム連携

ネットバンキング等と連携し、残高・入出金明細を自動取得

詳細を見る

キャッシュポジション

口座別の残高推移を自動で作成

詳細を見る

事業計画(P/L)インポート

Excelなどで作成した事業計画をインポートすると、
資金繰り予測を自動作成

詳細を見る

グループ会社管理

会社別の資金繰りに加え、
グループ連結を数クリックで可視化

詳細を見る
機能一覧を見る

Excel / 会計ソフトとの違い

資金繰り管理に特化したKanagleeと、
Excel・会計ソフトの違いを主な4つのポイントで比較しました。

Kanaglee Excel 会計ソフト
資金繰りの
実績/短期の着地/
中長期の
計画管理
実績・見込み・計画を
自動更新。常に最新を表示
各口座を確認し、Excelに手入力。更新・検証の負担がかかる 過去の仕訳はあるが将来の取引データなし。資金繰り見込みの管理は不可
中長期の
資金繰り計画策定
事業計画連動で中長期計画を
簡単に策定可能
担当者の経験に依存
精度が低くなりがち
× 発生した取引を記録するもので、中長期の資金繰り計画を作る用途ではない
グループ連結の
資金繰り管理
子会社・グループ連結を
数クリックで把握
各社分を集約・連結する
業務負担がかかる
× グループ連結の
資金繰り表作成は不可
銀行提出用の
資金繰り表作成
銀行が求めるフォーマットで
出力可能
必要な都度つくり直しで
業務負担がかかる
× 銀行等に提出できる水準の
フォーマット・根拠データの出力は不可

INTRODUCTION

多種多様な企業さまに
ご利用いただいております

業種業態問わず、幅広い導入実績

中小企業から上場企業まで、製造・建設・卸売・サービス・介護福祉など、幅広い業態でご利用いただいています。複数口座・複数社の管理など、多様な資金繰り管理の悩みに対応しています。

CASE

導入事例

Kanagleeをご導入いただいた企業様を一部ご紹介しています。

3社・28口座の資金繰り管理を脱Excel。プラスワークがKanagleeで手にした「未来の数字」

株式会社プラスワーク 様

業種:人材サービス、介護関連サービス、警備事業、広告事業

会社規模:32名

人材派遣を起点に事業を多角化してきたプラスワークでは、3社・28口座の資金管理をExcelやスプレッドシートで運用しており、複数の表を手作業でつなぐ属人的な管理が課題となっていました。銀行残高確認や資金繰り表の更新には多くの時間がかかり、数字のズレや資金状況が読みにくい不安も抱えていました。そこで資金繰り管理クラウド「Kanaglee」を導入。銀行データの自動連携とグループ資金の一元管理により、銀行残高確認とExcel更新作業は約1時間から1〜2分へ短縮。資金状況をリアルタイムで把握できるようになり、経営判断のスピードと精度が大きく向上しました。 企業名:株式会社プラスワーク企業概要:栃木・茨城エリアに特化した人材サービス企業。求人広告・人材派遣・紹介・外国人派遣のほか、警備、介護・ネイルの教育訓練、老人ホーム紹介、と幅広い事業を展開業種: 人材サービス、介護関連サービス、警備事業、広告事業従業員数:32名URL:https://pluswork.jp/     導入前は、月次の資金繰り表に加え、口座別の日繰り表、実績表、シミュレーション表を複数のExcelやスプレッドシートで管理していました。さらに、経営側・営業側もそれぞれ独自の管理表を持っており、経理が毎朝ネットバンキングにログインして数値を転記・照合する属人的な運用になっていました。手作業ゆえに数字のズレが起きやすく、給与支払日や月末の資金移動といった重要なタイミングでは、確認作業の正確性とスピードが強く求められる状況でした。 そうした状況を根本から変えるために導入したのが、資金繰り管理クラウドの「Kanaglee」です。今回は、同社代表の宮田 直樹氏と、資金繰り管理を担う経理部長の大田 貴子氏に、導入前の課題、他のツールではなくKanagleeを選んだ理由、そして日々の確認作業が大幅に短縮された導入後の変化について伺いました。   事業の拡大とともに、資金繰り管理も複雑化 ー まずは、御社の事業について教えてください。 宮田さん: 弊社はもともと、人材派遣事業からスタートしました。その後、介護施設から人手不足に関するご相談をいただくようになり、介護に特化した職業紹介事業を開始しました。さらに、「施設への入居者も紹介してほしい」というニーズに応える形で老人ホーム紹介事業も立ち上がり、そこからシニア住宅の提供や自費リハビリ事業へと広がっていきました。 現在、事業は3社体制で運営しています。この背景には、事業の多角化だけでなく、事業基盤のインフラ化を進めるとともに、グループ全体をコングロマリットとしてリブランディングする方針のもと、別法人を設立して事業を移管し、現在の体制に至っています。   株式会社プラスワーク 代表・宮田 直樹氏   ー 事業が広がり、会社数も増える中で、資金の流れにもかなり複雑さが出てきたのではないでしょうか。   大田さん:会社や事業ごとに入金サイトが異なります。基本的には月末締め・翌月末入金の取引が多いのですが、一部の取引先は翌々月入金となっており、入金タイミングがバラバラです。そのため、入金が早い会社から一時的に資金を融通し合うような「グループ内での資金移動」が頻繁に発生していました。事業の多角化や拡大に伴い先行投資も増えていく中で、手元資金の範囲で対応するのか、銀行融資も含めた資金調達を行うのかといった判断をするには、グループ全体の資金状況を横断的に把握する必要がありました。しかし当時は、個社単体の表だけでは全体像を十分に捉えることが難しく、経営判断に必要な情報が分散している状態でした。 さらに管理を難しくしているのが、事業特有の商習慣です。例えば、職業紹介や老人ホーム紹介では、紹介した方の早期離職や施設からの退去が発生した場合、規定に基づいて返金を行わなければなりません。大体は離職・退去が発生した月の翌月に返金することになるため、単純な売掛金の入金管理だけでなく、入金予定額から返金額を差し引く返金相殺の管理を同時に走らせる必要がありました。さらに人材派遣では、給与が締め月の翌月支給となるため、売上が確定するまでにタイムラグが生じます。 こうした事情から、着地をある程度余裕をもって見積もっておかないと、資金繰りの危険信号に気づけないという課題がありました。特に月末は売上回収と各種支払い、給与支給のタイミングが重なるため、常にシビアな管理が求められていました。   株式会社プラスワーク 経理部長 大田 貴子氏   「ExcelにExcelが生まれる」状態に。複数の表を手作業でつないでいた ーKanaglee導入前は、どのように資金繰りを管理していたのでしょうか。   大田さん:Kanaglee導入前は、Excelやスプレッドシートを使った手入力中心の資金繰り管理を行っていました。毎朝、各銀行のサイトにログインして残高や入出金明細を確認し、それを会社別・口座別・月次・日次の資金繰り表へ手作業で転記していく運用です。 実務としては2名体制で、日々の入出金を扱う担当者が数値を入力し、その後に私がダブルチェックを行う体制でした。   宮田さん:経営側としても、当時の資金管理には強い危機感を持っていました。まさに「ExcelにExcelが生まれる」ような状態だったんです。現場が使う表とは別に、私の手元にも独自の管理表があり、経理の表と共有しながら見立てを合わせていました。ただ、Excelを分けて管理していると、更新のタイミングによって少しずつ数字がズレてしまいます。買掛金は比較的揃いやすいのですが、売掛金はズレが出やすく、資金繰り表との不一致がほぼ毎週のように発生していました。 資金のズレが発生するたびに原因特定のための会議を開いており、多い時には週に一度のペースで実施していました。私自身も確認や調整に追われ、本来の業務に使うべき多くの時間を奪われてしまっていたのです。 しかも、こうした管理を3社・多数口座で回さなければならなかったため、実務の負荷はさらに大きくなっていました。 従来の資金繰り表。毎朝手入力で、複数のExcelファイルを更新して管理   ー資金の流れ自体が非常に複雑だったのですね。   大田さん: こうした管理は1社でも手間のかかるものですが、そこに3社分の資金の流れが重なり、管理はさらに複雑になっていました。借入や銀行取引が増えた結果、銀行口座はグループ全体で28口座(プラスワーク単体だけでも16口座)まで膨らんでいました。 実務では「シミュレーション用」と「実績用」のシートを分け、さらに「会社別」「口座別の日繰り表」など複数の表を運用していました。それに加えて、グループ合算表や営業の売上管理表、社長独自の管理表などもあり、多くのExcelやスプレッドシートが並行して使われていました。 表が増えるほど確認ポイントも増え、勘定科目の入力先や参照範囲のズレといったミスも起きやすくなっていました。月次の資金繰り表作成・突合には、2人で丸1日かかることもあります。 実際には、クレジット関連の入力が1社分漏れただけで、20万〜30万円のズレが生じたこともありました。   ー毎日の残高確認作業はいかがでしたか。   大田さん: 各銀行サイトへ個別にログインして転記するだけで、毎日約30分かかっていました。特に地方銀行のネットバンクはWindows端末や電子証明書が必要なことがあり、Macを使っている私は確認のたびに、社内に設置してある専用のPCまで見に行かなければなりません。本来は毎日見たい数字なのに、負荷が大きすぎて実際には確認の間隔が空いてしまうこともありました。 ー経営的な視点では、どのような点に課題を感じていらっしゃいましたか。   宮田さん: ちょうどコロナ禍から脱却しつつあるタイミングで、内部留保も十分とは言えない時期でした。だからこそ、日繰りが一番怖かったんです。 請求書データと、経理が管理しているExcelの資金繰り表が一直線に繋がっていないため、移し替える時に計算式の間違いや転記ミスが起きやすい。また、営業側で使っている請求システムは締め日が来ないと金額が確定しないため、足元の見込みとの間にタイムラグが生じます。 そのため、別の売上管理表を作ってExcelに転記する二重管理になっていました。 「3日前にならないと着地が分からない」「最後まで入金誤差が見えにくい」という状況は、本当に経営判断がしづらかったです。3社体制だと個社だけ見ていてもグループ全体でどこまで投資余力があるのか見えず、利益が出ていてもキャッシュが回らない状態を一番恐れていました。   ー経理担当者として、一番プレッシャーを感じていたのはどんな時ですか。   大田さん: 最もプレッシャーが大きかったのは、やはり給与支払いです。派遣スタッフの給与だけは絶対に遅らせることができません。月末は売上の回収と給与支払いのタイミングが重なるため、わずかな見込み違いでも大きなリスクにつながります。実際に、見込んでいた入金が遅れ、残高がぎりぎりになって慌てて資金移動したこともありました。 さらに、将来の資金繰りを踏まえて資金調達を行う役割も社長から任されていました。ただ、当時は資金の現在地すら正確に把握しづらい状態だったので、「本当に調達が必要なのか」「今動くべきなのか」という判断に迷うことも多く、不安を感じる場面もありました。当時は、「残高が読めない怖さ」を常に感じていました。 宮川(Kanaglee): プラスワーク様のように、人材サービスや業務請負など「支払いが先行し、入金が後から入る」ビジネスモデルでは、売上の入金よりも人件費(給与)の支払いが先に発生する構造になりがちです。そのため、会計上の損益(PL)が黒字であっても、手元の資金が不足してしまう、いわゆる「黒字倒産」のリスクと常に隣り合わせになります。 さらに、大田様がおっしゃる通り、給与の支払いが滞ることは企業の信用不安に直結します。そのため経理担当者には、絶対にミスが許されないという非常に大きなプレッシャーがかかります。 しかし、会計ソフトで確認できるのは過去の実績、販売管理システムで見えるのは請求ベースの見込みです。現在の残高や将来の入出金予定を一つの画面で把握することが難しく、結果として各種システムからデータを集め、Excelで手作業でつなぎ合わせる運用に陥ってしまうケースも少なくありません。 売上管理表、請求データ、資金繰り表が分断。補助表が増え続ける構造的課題 ー売上や請求まわりの情報は、どのように繋いでいたのでしょうか。   宮田さん:弊社では、見積から請求までの業務を一括で請求システムを活用して管理していました。本来であれば、そのシステムの情報をそのまま資金繰り表に使えれば理想的です。しかし実際には、そう簡単にはいきません。現在利用している請求システムは締め日が来ないと請求データが確定しないため、足元の着地見込みを把握するにはどうしてもタイムラグが生じてしまうのです。 経営判断のためには着地予測のシミュレーション値も必要ですし、営業現場の最新の見込みを早く把握したい場面もあります。そこで営業側に別途「売上管理表」を作ってもらい、その内容を経理が資金繰り用のExcelへ手入力で転記するという運用になっていました。 つまり、「営業側の見込み」と「経理側の資金繰り」をどうつなぐかが、社内における大きな課題だったのです。   大田さん: 結局、単体のシステムや表だけでは必要な情報が揃わず、Excelを増やして強引に補っていくしかありませんでした。 というのも、会計ソフトは本質的に「すでに確定した過去」を見るためのものです。一方で、営業が使っている請求システムは請求の管理はできても、実際の入金タイミングといった「未来のお金の動き」まではカバーしきれません。 でも、社長をはじめ経営側が本当に見たいのは、「過去にいくら利益が出たか」ではなく、「来週や来月、そして給与支払いが集中する月末の時点で、現金がいくら手元に残るのか」という“未来”の数字なんです。 これまで私たちは、システム(過去)と経営(未来)の間にあるその空白を、手作業のExcelで必死に埋めていました。   Kanagleeで特に価値を感じたのは、既存のシステムでは見えなかったその未来を可視化できる点です。あらかじめ入金見込み(未来)を入力しておけば、自動で連携される銀行残高(現在・過去)と照らし合わせて、この先どうなるかを一つの画面で確認できます。 私たちがExcelで苦労して埋めていたピースを、システムとして埋めてくれたのがKanagleeでした。   求めていたのは、個社管理ではなくグループ全体で資金を見通せる仕組み ー以前から、資金繰り管理ツールの導入は検討されていたのでしょうか。   宮田さん: はい。Kanaglee導入前から、さまざまな資金管理ツールを探し、実際にいくつか試してきました。ただ、これまで試したツールの多くは動作が遅かったり、データの反映にタイムラグがあったりして、なかなか「これだ」と思えるものには出会えませんでした。 特にネックになっていたのが、「口座連携」と「グループ管理」です。銀行口座と連携できず、残高を手入力しなければならないツールもありましたし、単体の会社では管理できても、グループ会社3社まとめて確認するには結局データをエクスポートして手作業で合算しなければならないケースもありました。 いくつかのツールを試してみても、最終的にはExcel管理に戻ってしまうことが多く、「自分たちが求めている資金繰り管理ツールは存在しないのではないか」と、半ば諦めていた部分もありました。   大田さん: 単体の会社しか見られないツールだと、結局データをExcelにエクスポートして手作業で合算する必要が出てきます。それでは「ツールを導入する意味がないよね」という話になってしまうんです。 手間が増えれば増えるほど現場では使われなくなり、結果としてExcel運用の延長線上にしかなりません。最終的には、ほとんど使われないシステムの利用料だけを払い続ける状態になってしまいます。   宮田さん: とはいえ、当時のExcelベースの管理にはすでに限界を感じており、ずっと解決策を探していました。そんな中でKanagleeを見つけたときは、「やっと自分たちが求めていたツールに出会えた」と感じたことをよく覚えています。すぐに宮川さんへ問い合わせをし、話を聞く中で導入を決めました。 特に大きな決め手になったのは、グループ単位で資金を管理できる点です。会社ごとに入金サイトが異なるため、余剰のある会社から一時的に資金を移し、また戻すといった運用も日常的にあります。こうした判断は、個社の資金状況だけを見ていてもできません。 グループ全体の資金を合算して把握できることは、私たちにとって絶対に譲れない前提条件でした。   大田さん:現場の経理としては、実績データがリアルタイムで自動反映される点に大きな価値を感じました。 Kanagleeでは、あらかじめ「入金見込み」を登録しておけば、画面上で実績と照らし合わせるだけで確認が完了します。銀行サイトを一つひとつ見に行かなくても、未入金なのか、予定より早く入金されたのか、あるいは遅延しているのかをその場で把握できます。実務担当者としては、非常に助かりました。   宮川(Kanaglee):プラスワーク様のように複数の法人を経営している企業にとって、グループ全体の資金繰り管理は非常に手間のかかる業務です。各社で作成したExcelの資金繰り表を毎月集め、親会社側で手作業で合算する。いわば「Excelのバケツリレー」のような運用になっているケースも少なくありません。 こうした方法では、作業量が増えるだけでなく、管理の限界や徒労感を感じる経理担当者も多いのが実情です。また、単体の会社しか管理できないツールでは、この合算作業の手間が結局残ってしまいます。そのため、大田様がおっしゃる通り、「ツールを導入しても意味がない」という状態に陥ってしまうこともあります。   株式会社Kanaglee 代表・宮川 翼 ーKanagleeの導入は、どのように進めたのでしょうか。初期設定などはどなたが担当されたのですか。   宮田さん:Kanagleeの導入にあたり、計3回にわたるオンラインでのオンボーディング支援をしていただきました。 初回では、システムの初期設定や銀行口座とのデータ連携、さらに毎月発生する固定費の繰り返し登録といった基本操作についてご説明いただきました。新たなツール導入は既存業務と並行して進める必要があり、十分な時間を確保できるかという不安も正直ありました。 しかし、事前に当社で使用しているExcelの資金繰り表を共有していたことで、当社の勘定科目に合わせた設定があらかじめ反映された状態でのアカウントをご用意していただきました。その結果、3社・28口座におよぶ銀行連携を含む初期設定も、実質2時間程度で完了しています。 第2回および第3回では、より実務に即した運用面のすり合わせを実施していただきました。Excelで作成している資金繰り計画(予算)をKanagleeへ一括インポートできる機能や、グループ複数社の残高推移を合算し日次で把握できる「キャッシュポジション機能」など、日常的に活用できる便利な機能についてもご紹介いただき活用までスムーズだったことを覚えています。 毎日約1時間の残高確認・Excel更新が1〜2分に。数字への不安が薄れ、判断のスピードが向上 ーKanaglee導入後、実務においてもっとも大きな変化はどこにありましたか。   大田さん: 一番大きいのは、実績確認のために各銀行のサイトを見に行かなくてよくなったことです。導入前は、銀行残高の確認と転記だけで毎日30分、さらにExcelの更新にも30分ほどかかっていたため、合計すると毎日1時間近く使っていました。 Kanaglee導入後は、自動で実績が反映されるので、画面を開いて確認するだけで済みます。今では1〜2分ほどで確認が終わるようになり、日々の負担は大きく減りました。また、毎月グループ会社3社分の資金繰り合算作業に8時間かけていたのですが、Kanaglee導入後は特別な作業は不要になりました。 ー月次の資金繰り表作成など、他の業務にかかる負担も減りましたか。   大田さん: はい。以前は資金繰り表の作成やデータの突合に、2人で丸1日かかることもありました。今はそこまでの手作業は必要なくなり、業務負担は大きく軽減されています。 もちろん最終的な確認自体は必要ですが、データを探したり転記ミスを修正したりといった、いわば「確認のための確認」に使っていた時間は大幅に減りました。 また、未入金なのか、予定より早く入金されたのか、あるいは遅延しているのかがリアルタイムで分かるようになりました。以前のように「そもそもこの手入力の数字は合っているのだろうか」と不安を抱えながら業務を進める感覚は、ほとんどなくなりました。   Kanaglee画面:将来の入金・出金予定が自動反映   経理業務はミスが許されないため、新しい運用への切り替えには慎重になりがちです。しかし、適切なシステムに切り替えることで業務効率が大きく向上すれば、その分の時間をより付加価値の高い仕事に使えるようになります。 実際に、毎朝の確認作業が数分に短縮されたことで、「空いた時間で来月分の見込みを先に入力しておこう」といったように、先の資金を見据えるための前向きな行動に時間を使えるようになりました。 その意味で、Kanagleeの導入は会社としても大きな変化だったと感じています。 ー経営視点では、どのような変化を感じていらっしゃいますか。   宮田さん: 経営としても、日繰りの資金状況を正確に把握できることの意味は非常に大きいです。もともと私が一番怖かったのは、「利益が出ていてもキャッシュが回らない」、いわゆる黒字倒産の状態でした。 特に3社体制のグループ経営では、1社単体の数字だけを見ていても、投資や資金移動の判断はできません。 Kanagleeで特に価値を感じているのは、グループ全体の資金繰りを1つの画面でリアルタイムに把握できる点です。グループ全体のお金の動きと資金の全体像が正確に見えるようになったことで、「今は内部の資金移動で回せる」「ここは外部から調達すべきだ」といった戦略的な意思決定が、根拠を持ってできるようになりました。     導入前は手作業で管理していたため数字の更新が追いつかず、転記ミスやタイムラグも発生していました。その結果、「そもそも今見ているこの数字は本当に合っているのか?」という不確実性が常につきまとっていたのです。 今は、正確な実績データが自動で反映され、見込みとの差異も把握しやすくなりました。そのため判断材料となる数字の信頼性は大きく高まりました。 以前は「資金が見えないことへの恐怖」が意思決定のプレッシャーになっていましたが、今は確かな数字を前提に「どう動くべきか」を考えられる状態へと変わってきたと感じています。   Kanaglee画面:エクスポート機能   中長期の投資判断と外部連携へ。Kanagleeの次の活用 ー 今後、さらにKanagleeをどう活用していきたいですか。   大田さん: まずは、1年後、2年後、3年後といった先の事業計画までKanagleeに入れていけると良いと思っています。今後さらに事業所や新しい事業が増えても、グループ全体のお金を一元的に把握できるのは非常に大きいです。 将来の資金の動きが見通せるようになれば、「いつ人に投資するのか」「設備やシステムに投資するのか」といった投資のタイミングも、より判断しやすくなると思っています。   宮川(Kanaglee): まさにご期待されている「中長期の事業計画」と連動した資金繰り計画の機能については、最近リリースされたばかりです。PL(損益計算書)の数値をベースにした事業計画をKanagleeにインポートしていただくことで、例えば36ヶ月先までの中長期的な資金見通しを、個社別・グループ合算の両方で把握できるようになります。 事業拡大に伴って先行投資が必要になる場面でも、「どのタイミングで、どれくらいの投資余力(支払い余力)が生まれるのか」を可視化することができます。さらに、金融機関へ資金調達の相談を行う際にも、事業計画と連動した資金繰りの見通しを提示することで、より説得力のある説明が可能になります。 今後も、プラスワーク様のようなグループ経営の意思決定を支えるツールとして、継続的にアップデートを進めていきたいと考えています。   Kanagleeの日々更新される新機能一覧   宮田さん: 経営側の視点でも、外部との連携をさらに強化していきたいと考えています。現在も金融機関や財務アドバイザー、会計士の方々には資金繰り表を共有しています。そのため将来的には、Kanaglee上に「閲覧専用の権限」があるとさらに使いやすくなると感じています。必要な専門家にはリアルタイムで数字を見てもらいながら、操作まではできない形にできれば非常に助かります。 資金繰り管理の見直しは、単なる経理業務の効率化ではなく、事業成長を支える経営基盤の整備だと考えています。複数の事業を抱える当社にとって、資金繰りの見える化は守りの施策であると同時に、次の成長に向けた準備でもあります。 事業が増え、会社が増え、口座が増えるほど資金管理は複雑になります。だからこそ、早い段階で経営基盤を整えておくことが重要だと感じています。 ※記事中の部署名、役職名等は取材時のものです。

20口座の資金繰りに追われていた経理が、決算期末までのキャッシュが読める経理へ。アセックがKanagleeで手にした「先の見える安心感」

株式会社アセック 様

業種:環境・インフラ系ITシステム業

会社規模:37名

地方公共団体を主要取引先とし、環境処理場向けの計量データ処理システムを長年手掛けてきたアセックでは、20口座にわたる資金繰りを、資金繰り管理の責任者である経理課長の小森氏がExcelの日繰り表で一人管理しており、毎朝の銀行残高確認と転記作業に多くの時間を奪われていました。さらに新規の長期融資交渉の中で、銀行から資金繰り計画(将来の見通し)の提出を求められたことをきっかけに、多忙な業務と並行して事業計画と整合する資金繰り計画を作り込むことの難しさが表面化。そこで資金繰り管理クラウド「Kanaglee」を導入。API連携による資金繰り実績のリアルタイム更新及び将来の資金見通しの可視化により、毎日1時間かかっていた確認作業は1〜2分へ短縮、決算期末までの資金繰り見通しを経営と共有できるようになり、社長との月2回のミーティングが「当月確認」から「先を見据えた建設的な議論」へと変わりました。 単年度予算と数年がかりの建設案件。入金の波を抱える事業構造 ーまずは、御社の事業について教えてください。 荒木さん: 弊社は昔から一貫して、自治体向け、主にゴミ焼却場などの環境処理場に納める「計量データ処理システム」を専門にやらせていただいています。施設の搬入ゲートに、車ごと量れる計量器があり、そこから出てくる重量データをコンピューターに取り込んで、どなたがどういうものをどれだけ持ち込まれたかを集計しています。 たとえば焼却場では、一般の方が持ち込まれる際に重量に応じて料金をいただくので、あらかじめ単価を登録しておき、何キロならいくらという計算をして、領収書まで発行します。最近では自動精算機を導入し、お客さん自身がその場でお金を支払い、領収書を受け取れる仕組みも納めています。 ソフトウェアだけでなく、計量器の横に置くカードリーダーも自社でCAD設計し、板金屋さんに依頼して製作、中に入る機器の組込みまで一貫して手掛けているのが特徴です。 ー従業員数と、取引先の構成について教えてください。 荒木さん: 現在37名です。取引先でいうと、自治体から直接いただくお仕事は件数としては多いですね。金額でいうと、自治体から直接と、プラント建設メーカーさん経由で民間ルートから入ってくるものとで、だいたい半々ぐらいの比率です。 ー地方公共団体との取引には、入金タイミングに特徴があるのでしょうか。 荒木さん: 自治体さんは基本的に単年度予算で動かれるので、今年度に作業した分は、その年度内に支払っていただく形になります。現金取引で、月末締めでご請求をあげれば、契約に基づいて30日以内、もしくは40日以内に入金、といった取り決めです。 一方で、プラント建設メーカーさん経由の案件は長いんです。焼却場を建てるのに3〜5年かかるので、弊社のシステムを早めに発注いただくのですが、実際に納入するのはほぼ完成直前。つまり受注してから5年後にものが入るというケースもあり、長期になるのはむしろ民間ルート側です。 自治体側の事情としては、年度末に向けた作業が集中する関係で、弊社としては1月・2月あたりは毎年キャッシュが細る時期があります。4月の大型入金のあとは9月に向けてどれだけ減っていくか、さらに半期の区切りで11月ごろに再び資金繰りが苦しくなる可能性がある――秋と冬の2回、資金繰りが苦しくなりやすい時期が読めているので、その時期に短期の当座貸越でなんとか回す、という感覚は昔から持っていました。 「ExcelにExcelが積み重なる」一人経理の日々。20口座の日繰り管理 ーKanaglee導入前は、資金繰りをどのように管理されていたのでしょうか。 小森さん: 基本的にはExcelに実績を入力していく運用でした。受注済みで入金・出金予定がわかるものは、あわせてExcelに反映して資金繰り予定を管理していきます。 直近では「楽楽精算」で請求書を受領しているので、そこに支払い情報が登録された段階で、支払日基準でExcelへ転記していく。入金側は基幹システムとネットバンクで予定・実績を確認しながら、Excelに反映していくという流れです。 ー日繰り表は、どのような構成で作られていたのでしょうか。 小森さん: 原則は日繰り表で、銀行口座別で作成しています。ただ、中長期の資金繰り計画までは作れておらず、見通せるのはせいぜい当月まで、という状態でした。 管理している銀行口座は、定期預金を含めて20口座ほどあります。ここまで口座が多くなった背景には、前任者の時代から「多くの銀行と取引がある方が安心」という考えで、リスク分散的に取引先を増やしてきた経緯があります。 株式会社アセック 経理課長 小森氏 ー20口座の管理で、具体的にどんなところが大変でしたか。 小森さん: 一番大変だったのは、入金と引き落としが口座ごとにバラバラで、どこに何が入ってくるのか、どこから何が引き落とされるのかを、口座別の日繰り表に反映しておかないといけないことです。引き落とし口座にも明確なルールがなく、いろいろな口座から落ちてくるので、毎月それを精査しながら管理していました。 しかも20口座分を毎朝確認するには、銀行ごとにネットバンキングへログインして、二段階認証のワンタイムパスワードを入れて……という作業を繰り返す必要があり、これだけでかなりの時間がかかっていました。マネーフォワードクラウドのような残高を集約できるサービスも使っていたのですが、現状の入出金までは見えても、将来どうなるかはそこでは見えない。結局、将来を見るためにExcelを使う、という運用でした。 ー更新頻度はどれぐらいでしたか。 小森さん: Excelは毎日更新していました。朝、一通りの口座の動きを見て、動きがあった口座についてはネットバンクで入出金明細を見にいき、それをExcelに転記する――これを毎朝やっていましたね。日によって忙しさは違いますが、平均すると1日あたり1時間程度、月では20時間くらいは、この作業だけに使っていた感覚です。 ーこれをお一人で担当されていたとのことですが、属人化の懸念はありましたか。 小森さん: 実は、私自身も一人でこれをやり始めてまだ2年ほどなんです。前任者が組んでいたExcelは、正直私には理解できなかったので、自分で一から作り直しました。その際、できるだけ誰でも触れるようにしたつもりではあるのですが、それでもExcel管理はシートが重くなると開きづらくなるので、期ごとに新しいファイルを作り直さなければならない。結局、その”最初の作り”の部分は、私しか触れない作業になっていました。 数字を入れれば正しく出る――そこまでは整えたのですが、そもそも入れる土台を作る作業が属人化している状態でした。 宮川(Kanaglee): 小森様のように、バックオフィスを少人数、時には一人で担われているケースは、特に中小企業において非常に多いのが実情です。Excelは自由度が高い反面、管理される方のスキルや工夫に依存する部分が大きく、結果として「その人がいないと触れない」属人化のリスクが常につきまといます。 また、ネットバンキングから手作業で転記するという業務は、1つひとつは単純でも、口座数が増えるに従って線形に時間が積み重なっていきます。20口座を毎朝回すだけで1時間は、経理業務のなかで本来もっと付加価値の高い分析や提言に使われるべきものです。 銀行から求められた”資金繰り計画”。責任者として感じた”力不足” ーKanaglee導入前から、資金繰り管理ツールの検討はされていたのでしょうか。 小森さん: はい。実は、ちょうど弊社が検討を始めたタイミングで、銀行さんとの間で長期融資のお話が出ていました。これまで定期預金や短期の当座貸越でお付き合いのあった銀行さんだったのですが、長期の融資取引は初めてだったこともあり、銀行さんから「資金繰り表を作っていますか、出してほしい」と言われたんです。 私としては日繰りはやっていますとお答えしたのですが、先方としても「将来見通しも含めた、もう少ししっかりした資料をお願いしたい」と。その場で、確かに将来の資金繰り計画が整備されていないというのは資金繰り管理の責任者としてよろしくないし、頼まれてすぐに出せない自分が、正直情けないというか、力不足を感じたんですよね。 ーご自身でExcelで作られようとはしなかったのでしょうか。 小森さん: 試しました。ただ、日々の業務も抱えながらの中で、将来の事業計画と資金繰り計画を矛盾なく整合させるところまで作り込むのが、本当に難しくて。提出することだけを目的にするなら形を整えることはできるのですが、「これを経理として本当に自分の言葉で説明できるのか」と自分に問うと、違うよな、と。これはもう手作業の限界だな、と思ったのが、決定的な理由でした。 荒木さん: 経営の立場からしても、当時の状況はあまり良くなかったです。正直に言えば、少し”あぐらをかいていた”部分がありました。銀行さんとはすごく良好な関係を築けていたので、1週間後に資金が必要でも、複数の行にお願いすればなんとか調達できるだろう、と漠然と思ってしまっていたんです。 ただ、結果的にそれは自転車操業的な状態でもあって、入金が間に合わず今月ショートしそうだから急いで調達する、というのが年に何回か発生していました。だからこそ、本来であればもっと長期の余裕を持った資金計画で回せるようにしたい。少なくとも決算期末までにどういう流れでいくらの入金があるかが見える状態でないと、潜在的な不安は拭えないな、と思っていました。 ー銀行から「資金繰り表を出してほしい」と言われたとき、社長はどう受け止められましたか。 荒木さん: これは大変なことを言われたな、と。ただ自分ではできないので、任せざるを得ない。他にも業務を抱えている小森に、これを任せるのはなかなか厳しいよな、と思っていました。だからシステムで解決したいという話が上がったときは、「すぐに進めてほしい」と伝えました。 宮川(Kanaglee): 銀行から資金繰り表を求められるという経験は、私自身も銀行員出身なので、よく目にしてきた場面です。融資審査の段階で資金繰り表が整っていないと、銀行員が過去の試算表から手探りで将来見通しを組み立てることになり、それが審査部に上がって、差し戻しや再審査といったボトルネックになることも少なくありません。 一方で、お客様側としても、急に「未来の資金の流れを根拠を持って出してください」と言われても、他の業務と並行して一からExcelで作り込むのには限界があります。会計ソフトは本質的に過去を記録するためのツールであり、「未来のキャッシュ」まではカバーできないからです。この”過去と未来のあいだの空白”を、手作業のExcelで埋めようとすると、小森様がおっしゃったように「事業計画と資金繰りを整合させる」ことの難しさに直面することになります。 「管理会計システムはオーバースペック」。中小企業に本当に合う道具を探して ーKanagleeを知る前に、他のツールも検討されたのでしょうか。 小森さん: はい。まず自分で「銀行提出 資金繰り表」といったキーワードで検索して、Excelテンプレートを自作するところから始めました。ところがこれが本当に作れない。難しいなと。そこで、じゃあ自動化できるツールはないかと探していく中で、最初に候補として挙がったのがマネーフォワードクラウドでした。 実際にデモも使わせていただきましたが、設計思想としては管理会計寄りで、試算表を入れるとキャッシュフロー計算書が自動で出てくる、という作り。上場企業が株主向けに財務諸表を開示するような用途が主眼だと感じました。私たちのような中小企業が本当に欲しい「日次で、口座ごとの現金の動きが見える」というニーズとは、そもそもアプローチが違っていたんです。 機能面だけでなく、導入初期費用に加えてユーザーごとの課金も積み上がる構造で、求めているものが出ないのにコストは相応にかかる、という状況で、これだと導入する理由がないな、と。 ーKanagleeを最初に知ったきっかけは何だったのでしょうか。 小森さん: 実は、最初はWeb広告でした。 その後、改めてYahooやGoogleで検索してみると、マネーフォワードクラウドやKanagleeなど、資金繰り・会計系のクラウドサービスがいくつか並んで出てきました。「この中でどこが一番うちに合うんだろう」と思って、ひとまず問い合わせてみよう、と。 宮川(Kanaglee): 率直に、Kanagleeを最初に見られたときの印象はいかがでしたか。 小森さん:第一印象としては、「うちのような規模でも、無理なく試せる設計になっているな」と感じたことを覚えています。他社さんだと初期費用に加えてユーザー数ごとに課金が積み上がる構造で、”導入するかどうか”の意思決定がどうしても重くなります。Kanagleeさんはその点、価格体系もシンプルで、縛りもなく、実際の業務の中でフィットするかどうかを腰を据えて見極められる。中小企業の現場から見ると、この”試しやすさ”は大きな違いでした。 荒木さん: 経営としても、長期契約で高額な初期費用のタイプだと、投資対効果が読めないうちに大きな意思決定をすることになります。トライしやすい価格と契約形態は、最初の一歩を踏み出す上で非常に重要でした。   ー最終的な決め手は何だったのでしょうか。 小森さん: いくつかありますが、一つは「うちが本当に求めているアウトプットが出せるのか」という点。デモで見せていただいた中で、日繰りもちゃんと出せるし、期末までの資金計画を入れれば、それを反映した形で見通しが出てくる。これを銀行に提出すれば、求められていた資料としてはある程度揃う、という感触がありました。オーバースペックではなく、本当にうちに合っているな、と感じました。 もう一つは、縛りがなかったことです。年間契約で数百万かかるようなタイプだと、合わなかったときに解約もできず、意思決定の重さが全然違ってきます。Kanagleeさんは月額で、違うと思えば引き返せる。この点は最後のひと押しになりました。 オンボーディングは初回セットアップに加え、隔週のフォローアップで運用までしっかり伴走 ーKanagleeの導入は、どのように進めたのでしょうか。初期設定などはどなたが担当されたのですか。 小森さん:Kanagleeの導入にあたっては、初回にオンラインで初期設定を一通り行っていただき、その後も導入から数ヶ月にわたって、定期的にオンラインでのフォローアップミーティングを実施していただきました。担当は、当社のバックオフィス全般を一人で見ている私が窓口となって対応しました。 初回のセッションでは、システムの初期設定や銀行口座とのデータ連携、毎月発生する固定費の繰り返し登録といった基本操作を中心にご説明いただきました。当社は約20口座(定期預金を含む)と一般的な中小企業に比べて口座数が多く、私自身も「一人で対応しきれるだろうか」という不安が正直ありました。 しかし、事前に当社で使用していたExcelの日繰り表を共有していたことで、当社の科目体系に合わせたアカウント設定があらかじめ反映された状態でご用意いただきました。その結果、約20口座におよぶ銀行連携を含む初期設定も、宮川さんに画面を共有しながら伴走していただきながら、想定よりも短時間で完了させることができました。 第2回以降のフォローアップでは、より実務に即した運用面のすり合わせを行っていただきました。Excelで作成していた資金繰り計画(予算)をKanagleeへ一括インポートする機能や、全口座の残高推移を日次で一覧できる「キャッシュポジション機能」、AIによる入出金の自動仕分け機能など、日常的に活用できる機能の使い方を実際の当社データを使いながらご紹介いただきました。また、現場出張精算で発生する月数百万円規模の現金管理や、楽楽精算など既存ツールとの併用をどう設計するかといった、当社特有の運用上の論点についても具体的にご提案いただけたことで、導入後に「結局Excelに戻ってしまう」「機能が活用しきれない」といった事態を避けることができました。 オンボーディング後も、宮川さんと隔週ペースで定期的なフォローアップミーティングを開催し、運用上の疑問点や改善要望を一つひとつ解消していきました。一人でExcelを抱え込んでいた時代から、システムを軸とした運用への大きな転換でしたが、こうした伴走支援のおかげで現場が混乱することなく、導入から約2ヶ月で日々の業務に完全に組み込まれた状態まで定着させることができたと感じています。 毎日1時間→1〜2分。「決算期末残高が今日わかる」安心感 ーKanaglee導入後、実務面での一番大きな変化はどこにありましたか。 小森さん: 一番は、実績確認のために各銀行のネットバンキングを見に行かなくてよくなったことです。導入前は、銀行残高の確認と転記で毎日1時間近く使っていました。今はAPI連携で自動的に取り込まれるので、画面を開いて確認するだけで済みます。AIが入出金の内容を踏まえて科目の分類までしてくれるので、その判定結果を確認して、分類されなかったものだけ手で直す、という運用です。1〜2分、ほぼ1分で終わるくらいです。 月単位で見ても、以前は日繰り更新だけで20時間ほど使っていたのが、今は月1回1時間程度、翌月の予定を入れる作業を含めても、月1〜1.5時間ほどの作業量になっています。 ー銀行提出用の資金繰り表の作成はいかがでしょうか。 小森さん: これが一番大きかったかもしれません。以前、銀行さん向けに自分で資金繰り表を作ろうとしたときは、ゼロからどうしようか、どこからデータを引っ張ってこようかと考えるところから始めて、2ヶ月ほどかけて、感覚的には100時間ぐらいかかっていました。それでも、他の業務を並行で抱えながらの作業ではどうしても事業計画と整合する資金繰り計画として作り切ることが難しく、最後は提出のために形を整える、というのが精一杯でした。 Kanagleeはエクスポート機能があるので、実績と将来の入出金見込みを合わせた資金繰り表を、ワンクリックで出力できます。この工数差は、本当に大きいです。 ーAIによる自動科目設定の精度はいかがですか。 小森さん: 今では、感覚的に8割から9割くらいは自動で科目設定がされている印象です。残りの数件を私が確認して微修正するだけ。毎日の”確認のための確認”にかかっていた時間が、大きく減りました。 ー経営視点では、どのような変化を感じていますか。 荒木さん: 経営としても、資金繰りの見通しが明るくなったというか、わかりやすくなったという実感があります。今の時点で、決算期末までの資金繰り見通しが把握できている。これは本当に強いです。 そこに至るまでの途中経過も見えているので、「ここは絶対に何かしらの手当てをしなければいけない」「今期に関しては手当てしなくても大丈夫だ」といった判断が、もうこの段階でついている。これは大きな進歩だと感じています。 月次の運用としては、Kanagleeから出力した月次フローを印刷して、「今月まではこれが実績です、次からが計画です」と社長と確認しています。「予定通りだね」「決算期末残高が予定通りになりそうだね」「この辺は少し不安ですね」というふうに、先を見据えた議論に時間を使えるようになりました。 ー銀行との関係にも変化はありましたか。 小森さん: エクスポート機能で銀行提出用のフォーマットが自動で整うので、必要なタイミングですぐに資料を出せるようになりました。余談ですが、銀行担当者は2〜3年で変わっていかれるので、そのたびに以前のやり取りが引き継がれずにゼロから説明し直すということがあるのですが、Kanagleeがあることで、こちらから常に同じフォーマットで現在地と将来見通しをセットで出せる、というのは大きな安心材料になっています。 荒木さん: 銀行員側の視点で言うと、信頼できるデータがリアルタイムで見られる――これが、経営側にとっても銀行側にとっても、最大の価値だと思います。 経理を「単純作業」から「分析と提案」へ。一人経理の限界を越える ー今後、Kanagleeをどのように活用していきたいですか。 小森さん: 日々の作業工数がかなり減ったので、その分を分析や、経営への提言に時間を使っていきたいと思っています。これまで、正直なところ経理の仕事は転記と残高の整合性チェックに時間の多くを取られていました。「資金繰り判断」という本来やるべき仕事の前段に、膨大な作業工程が挟まっていた状態です。しかもこれは、どうしても属人化しやすい作業でもあります。 Kanagleeを入れてから、日々の入力は別の経理担当者が、その数字を見ながら私と社長で判断する――という作業分担がようやくできるようになりました。API連携のおかげでデータの正確性が担保されるので、その面でも大きな効率化になっています。 細かい要望については、これまでもご提案するとすぐに改善していただいているので、そこはKanagleeさんの大きな魅力だと感じています。 荒木さん: 私も小森が作る資料のクオリティと速度が変わったことは体感しています。 経営視点で言えば、「信頼できるデータがリアルタイムで見られること」が、やはり一番です。そして、属人化している業務があるなら、そこを早めにシステム化しておくべきだと今は強く感じます。その人がいなくなれば困る、工数が集中して本来頼みたい仕事が頼めない――そんな状態を放置すると、会社としての成長機会そのものを失います。 属人化しているものがあれば、Kanagleeさんのようなシステムで空いた時間を、より建設的な、付加価値の高い仕事に使っていく。経営者は常に、社内の業務で”効率化できないか”という視点を持っておくべきだと思います。 ー最後に、同じように資金繰り管理に課題を感じている経理担当者・経営者にメッセージをお願いします。 小森さん: Excel管理は、転記と残高の整合性チェック、最後の判断と、本当に多くの工程があります。しかもそれらが属人化する傾向にあります。Kanagleeを入れたことで、入力はこの人、それを見て私と社長で判断、という作業分担が初めてできましたし、API連携でデータの正確性も担保されます。浮いた時間で将来の見通しをはっきり把握できるようになり、経営判断や銀行との交渉も早く進められるようになりました。時間の有効活用に本当につながるツールだと思うので、属人化に悩まれている会社さんには、ぜひ試してみていただきたいです。 荒木さん: 経営者の立場から申し上げると、信頼できるデータがリアルタイムで見られるということの価値は、導入して初めて実感するものです。属人化しているところがあれば、Kanagleeさんのようなシステムを入れて、空いた時間でより付加価値の高い仕事をしてもらう――これが、これからの中小企業の経営に求められる姿勢だと思います。 ※記事中の部署名、役職名等は取材時のものです。
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提供内容

  • アカウント発行、システム利用
  • 初回2時間の導入支援ミーティング
  • 継続的なご利用サポート

FLOW

ご利用の流れ

Kanagleeの導入は、お申し込みから運用開始までスムーズ。
初期設定からその後の活用まで、専任スタッフが手厚くサポートいたします。

お申し込み
アカウント発行

ご利用申込書をご提出いただきます。ご利用開始日までにアカウントを発行し、ID・パスワードをお渡しします。すぐにご利用を開始できます。

初期設定
運用サポート

初期設定はオンラインで一緒に行います。銀行口座の連携、科目の設計、データの登録を一通り実施します。

本格運用開始
 

運用が軌道にのるようになったら本格運用開始です。運用開始後も、直接お問い合わせいただければ、随時対応いたします。

Q&A

よくあるご質問

お客様からいただくご質問と
回答をまとめました。

Q1

どのような外部システムと連携できますか?

Q2

資金繰り表はどのような単位で作成できますか?

Q3

複数の銀行口座を持っていますが対応できますか?

Q4

料金体系を教えてください。

Q5

最低利用期間はありますか?

Q6

導入までにどのくらいの期間がかかりますか?

Q7

既存のExcel資金繰り表からの移行は簡単ですか?

Q8

導入時にどのようなサポートが受けられますか?

Q9

経理や財務の専門知識がなくても使えますか?

Q10

運用開始後もサポートは受けられますか?

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